日産自動車が警視庁第七方面区内の９警察署と災害対策強化に向けてEVを活用した災害連携を開始

警視庁第七方面本部管轄域内において災害に起因する停電が発生した際は「日産リーフ」等を無償で貸与

日産自動車及び日産東京販売は1月30日、警視庁第七方面区内の9警察署（※）と、電気自動車（EV）を活用した連携協定を締結した。
※深川警察署、城東警察署、向島警察署、亀有警察署、本所警察署、葛飾警察署、小松川警察署、葛西警察署、小岩警察署（順不同）

この協定は、「走る蓄電池」となるEVを活用して、警視庁第七方面本部管轄域内で災害による停電が発生した際、日産の販売会社から貸与するEV「日産リーフ」等を電力源とした災害時の電力供給体制の構築を目的としたもので、EVを活用した地域課題解決を目指す日産の「ブルー・スイッチ」活動としては203件目の取り組みとなる。

警察は、発生が危惧されている巨大地震や、近年頻発する豪雨災害などの災害発生時においても警察業務を維持し、住民等の生命、身体及び財産を守るため、様々な事案を想定し、予防策の充実や、発災時の社会基盤復旧に向けた迅速・的確に対応するため、様々な取り組みを関係機関と連携しながら推進するなかで、それをより具現化する対策のひとつとなる。

一方、日産は、EVならではの新たな価値やワクワクを提供し続けるとともに、2018年5月より、EVの普及を通じて、環境、防災、エネルギーマネジメント、観光、地方での交通課題などの地域課題解決を目指す、日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を、全国の自治体・諸団体、企業、販売会社とともに推進している。また、2030年代早期には、主要市場で投入する新型車すべてを電動車両にすることを宣言、電動化をリードしながら、SDGsの達成やカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを加速している。

この「ブルー・スイッチ」を推進する日産と、警視庁第七方面区内９警察署が防災力強化推進において賛同し、同協定を締結する運びとなった。EVを活用した「災害連携協定」の概要は以下のとおり。

【協定の概要と主な連携内容】・警視庁第七方面本部管轄域内で災害に起因する停電が発生した際に、日産の販売会社の店舗に配備しているEV「日産リーフ」等を無償で貸与し、EVからの給電により、災害時にも警察業務維持または、住民等の生命、身体及び財産を守るため継続して電力が供給できる体制を整える。

「日産リーフ」を活用した脱炭素化、強靱化イメージ図同協定締結を機に、警視庁第七方面区内9警察署、日産自動車、日産東京販売はともに、EVを活用した災害対策強化を推進していく。

Comments

良い取り組みであると評価します。
環境にやさしいEVに乗って、社会貢献までできるとは一石二鳥ですね。
もはやEVに乗らない者は非国民といっても良いでしょう。
ガソリン車に乗る者は恥を知るべきです。