現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > F1、新ポイントシステム導入の決断を先送り。影響を徹底的に調査の上、再判断へ

ここから本文です

F1、新ポイントシステム導入の決断を先送り。影響を徹底的に調査の上、再判断へ

掲載
F1、新ポイントシステム導入の決断を先送り。影響を徹底的に調査の上、再判断へ

 F1は、ポイント獲得対象を12位までに拡大する新システムを導入するか否かの判断を先送りにしたことが、motorsport.com/Autosportの取材で分かった。

 新ポイントシステムは、上位5チームがトップ10を占め、下位チームのポイント獲得が難しいという現在の状況を踏まえ、導入が検討されてきたものだ。

■衝撃! ”空力の鬼才”エイドリアン・ニューウェイがレッドブル離脱か

 現状、インシデントや信頼性の問題がなければ、レッドブル、フェラーリ、マクラーレン、メルセデス、アストンマーティンの上位5チームがポイントを独占することになるだろう。

 つまりそれ以外のチームは直接のライバルを倒しても報われず、得られるかも分からないチャンスを巡って戦うことになる。実際、今季5レースを終えて、ザウバーとウイリアムズ、アルピーヌはまだポイントを獲得できていない。

 この議題はFIA、F1、全10チームが出席する木曜日のF1委員会で検討されたが、この変更が承認されるには、現行チームのうち5チーム以上からの支持が必要だった。

 上位のポイント配分は変わらないということもあって、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表やフェラーリのフレデリック・バスール代表もこの案を支持しており、導入の障害はないように思われた。

 しかしF1委員会の会合では、この変更がもたらす影響を分析するためにより多くの時間が必要であることが合意されたことが明らかになった。そして最終決定を下し、FIAの2025年の競技規則に新システムを採り入れるまでにはまだ十分な時間が残っているため、決断を急がないことで合意したのだ。

 その代わり、その影響がより徹底的に調査され、今年中に開催される今後のF1委員会の議題として取り上げられることになるようだ。

 アルピーヌのドライバーであるエステバン・オコンは、この変更は「大きな傷に絆創膏を貼るようなもの」だと語った。

「現状を救う手段にはなると思う。今回(中国GPで新システムなら)僕らはポイントを獲得できていた訳だし、間違いなく機能してくれるだろうね。でも僕は上位でレースをできて、どのチームも接近している方が良い」

「僕らがやろうとしていること、つまり全マシンの差を縮めようとしていることに関してはわずかなメリットしかないと言っても良いと思う」

 FIAは声明で、ポイントシステムの微調整が次回の会議で再び検討されることを確認した。

 FIAは「委員会のメンバーは、競技規則第6.4条と第6.5条に記載されているチャンピオンシップポイントの配分の変更案について話し合った」と述べた。

「7月のF1委員会に提案することを視野に入れ、変更案のさらなる分析が必要であることが合意された」

こんな記事も読まれています

ええええ、クラウンってトラックもあったの!? しかもバカ売れ!! マスターラインの完成度がマジで心鷲掴みだったのよ
ええええ、クラウンってトラックもあったの!? しかもバカ売れ!! マスターラインの完成度がマジで心鷲掴みだったのよ
ベストカーWeb
ご先祖バカ売れ6代目カローラバン!! その牙城を見事崩した初代プロボックスって冷静にスゴくない!?
ご先祖バカ売れ6代目カローラバン!! その牙城を見事崩した初代プロボックスって冷静にスゴくない!?
ベストカーWeb
【正式結果】ボルトレートが今季2度目のPP獲得。再審査でプレマ勢がポジション取り戻す/FIA F2第4戦予選
【正式結果】ボルトレートが今季2度目のPP獲得。再審査でプレマ勢がポジション取り戻す/FIA F2第4戦予選
AUTOSPORT web
70年代のクルマは真っ直ぐ走らない!? 高レスポンス[セリカ リフトバック2000GT]がカッコ良すぎる!
70年代のクルマは真っ直ぐ走らない!? 高レスポンス[セリカ リフトバック2000GT]がカッコ良すぎる!
ベストカーWeb
F1エミリア・ロマーニャGP FP1:大型アップデート実施のフェラーリ、ルクレールが首位発進。角田は6番手につける
F1エミリア・ロマーニャGP FP1:大型アップデート実施のフェラーリ、ルクレールが首位発進。角田は6番手につける
AUTOSPORT web
フェルスタッペン、マクラーレン勢との激しいポール争いを制す。角田裕毅が躍動7番手|F1エミリア・ロマーニャGP予選
フェルスタッペン、マクラーレン勢との激しいポール争いを制す。角田裕毅が躍動7番手|F1エミリア・ロマーニャGP予選
motorsport.com 日本版
アジアクロスカントリーラリー、2024年大会のマレーシア区間中止が決定。タイでの一国開催に
アジアクロスカントリーラリー、2024年大会のマレーシア区間中止が決定。タイでの一国開催に
AUTOSPORT web
角田裕毅、今季5度目のQ3進出で7番手! 熾烈ポール争いはフェルスタッペン制す|F1エミリア・ロマーニャGP予選速報
角田裕毅、今季5度目のQ3進出で7番手! 熾烈ポール争いはフェルスタッペン制す|F1エミリア・ロマーニャGP予選速報
motorsport.com 日本版
トヨタ[新型FRスポーツ]爆誕!! 車重1トンちょいの超絶楽しいクルマ[S-FR]は2026年に登場か!?
トヨタ[新型FRスポーツ]爆誕!! 車重1トンちょいの超絶楽しいクルマ[S-FR]は2026年に登場か!?
ベストカーWeb
「ルート66」で一番有名なネオンが30年ぶりに点灯!「ロイズ」を再興したのはひとりの日系人でした【ルート66旅_52】
「ルート66」で一番有名なネオンが30年ぶりに点灯!「ロイズ」を再興したのはひとりの日系人でした【ルート66旅_52】
Auto Messe Web
“これまでとは違うオートポリス”の戦い方。過去の経験が邪魔になる?/SF第2戦プレビュー
“これまでとは違うオートポリス”の戦い方。過去の経験が邪魔になる?/SF第2戦プレビュー
AUTOSPORT web
アーロンが最速。FIA F2フリー走行はベアマンのクラッシュで赤旗終了に/第4戦イモラ
アーロンが最速。FIA F2フリー走行はベアマンのクラッシュで赤旗終了に/第4戦イモラ
AUTOSPORT web
レクサスの中国製コピー? 上級ワンボックスEVが英国上陸 マクサス・ミファ9へ試乗 価格なりの高水準
レクサスの中国製コピー? 上級ワンボックスEVが英国上陸 マクサス・ミファ9へ試乗 価格なりの高水準
AUTOCAR JAPAN
シボレー「アバランチ」をおりて日産「タイタン」に返り咲いた理由は?『スプラトゥーン』のデザインを取り入れたボディが遊び心満点です
シボレー「アバランチ」をおりて日産「タイタン」に返り咲いた理由は?『スプラトゥーン』のデザインを取り入れたボディが遊び心満点です
Auto Messe Web
コラピントがファイナルラップのオーバーテイクで初優勝掴む。宮田莉朋14位|F2イモラスプリント
コラピントがファイナルラップのオーバーテイクで初優勝掴む。宮田莉朋14位|F2イモラスプリント
motorsport.com 日本版
道譲らないとダメ? たまに遭遇する「民間の緊急車両」どう対応すればいいのか
道譲らないとダメ? たまに遭遇する「民間の緊急車両」どう対応すればいいのか
乗りものニュース
アンダー350万円! 新型「既視感ありまくりSUV」公開! 5速MT&4.3m級のコンパクトボディ採用! 3列7人乗りの「グルカ“5ドア”」印に登場
アンダー350万円! 新型「既視感ありまくりSUV」公開! 5速MT&4.3m級のコンパクトボディ採用! 3列7人乗りの「グルカ“5ドア”」印に登場
くるまのニュース
【F1チームの戦い方:小松礼雄コラム第5回】好発進から一転。“少し感情的になった”ケビンと今後のアプローチを話し合い
【F1チームの戦い方:小松礼雄コラム第5回】好発進から一転。“少し感情的になった”ケビンと今後のアプローチを話し合い
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村