新SUV「WR-V」発売へ
ホンダは2023年12月21日(木)、新たなコンパクトSUV「WR-V」を来年3月22日に発売すると発表しました。
新規モデルとなるWR-Vは、インドで発売された「エレベイト」の日本版。既存のコンパクトSUV「ヴェゼル」より求めやすい価格帯のコンパクトSUVとして投入されます。
全長4325×全幅1790×全高1650mmで、サイズとしてはヴェゼルと同等であるものの、ホイールベース長くとり広々とした空間を確保。荷室容量はヴェゼルよりも多く458Lとクラストップレベルを確保しているほか、最低地上高もクラストップレベルの195mmとし、未舗装路や段差を走行するストレスを軽減するといいます。
内装はシンプルながら収納スペースが多いほか、後席用のエアコンの吹き出し口が全車標準装備なのも嬉しいところでしょう。
走りの性能は「SUVに乗り慣れていない方でも、不安なく扱いやすさを感じることができる」ことを目指し、「走る・曲がる・止まる」の意志に対してスムーズかつ的確に反応するとのこと。
加減速時の「ステップアップシフト制御」を最適化して採用しており、一定以上ブレーキを踏んで減速すると、段階的にシフトダウンさせてエンジンブレーキを効かせたり、コーナリング中に横Gを判断してエンジン回転数を高く保ち、立ち上がりでのスムースな走りを支援したりするそうです。また、先進安全運転支援システム「ホンダセンシング」も全車標準装備となります。
パワートレインは1.5Lガソリンエンジンで、FF車のみ。価格は税込み209万8800円からで、ヴェゼルよりも30万円ほど低く、軽自動車ともそれほど乖離ない価格帯となっています。
ライバルとなるのは、よりコンパクトなSUVとなるトヨタ「ライズ」やダイハツ「ロッキー」などですが、SNSではWR-Vについて、「『250万円以下なんだから、そこは我慢してくれなくちゃ』と訴えてくるところがひとつもない」など、コスパの良さを評価する声が多く見られます。
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