現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > ポルシェ、新型「マカン」を発表。第2世代にフルモデルチェンジし、フル電動SUVに!

ここから本文です

ポルシェ、新型「マカン」を発表。第2世代にフルモデルチェンジし、フル電動SUVに!

掲載 更新 4
ポルシェ、新型「マカン」を発表。第2世代にフルモデルチェンジし、フル電動SUVに!

BEVになった新型マカンの特徴とは

ポルシェAGは1月25日、発売から10年を経て、フル電動化という第2世代に移行したポルシェのミッドサイズSUV「マカン」をついにデビューさせた。ラインアップされたのは、「マカン4」と「マカンターボ」の2つだ。気になるパワートレーンだが、マカン4とマカンターボは、どちらもフロントとリアのアクスルに最新世代の永久磁石型PSM電気モーターを採用した4WDモデルで、ポルシェによればローンチコントロールと組み合わせることで、マカン4は最高出力300kW(408PS)のオーバーブーストパワーと650Nmの最大トルクを、マカンターボはそれぞれ470kW(639PS)、1,130Nmを発生するという。これによる0-100km/h加速と最高速度は、マカン4が5.1秒、220km/h、マカンターボが3.3秒、260km/hという高性能ぶりだ。また800Vアーキテクチャーを備えた新開発のプレミアムプラットフォームエレクトリック(PPE)の中心コンポーネントとなるリチウムイオンのHVバッテリーは床下に搭載され、総容量は100kWh。DC充電出力は最大270kWで、適切な急速充電ステーションを使用すれば約21分で10%から80%まで充電が可能になる。WLTPモードの航続距離は、マカン4が最大613km、マカンターボが最大591kmとなっている。4WDの走行面では、電子制御ポルシェトラクションマネージメント(ePTM)とポルシェトルクベクタリングプラス(PTV Plus)を装備するほか、エアサスペンション仕様車(ターボは標準装備)にはポルシェアクティブサスペンションマネジメント(PASM)電子制御ダンピングコントロールが装備され、2バルブ技術を採用したダンパーを装着。オプションでスチールスプリングサスペンションとの組み合わせも可能となっている。また、マカンでは初めてとなる最大操舵角5度のリアアクスルステアリングがこちらもオプションで用意されている。

太陽光だけで走る軽EVを発見!「曲がる太陽電池」はEV普及の架け橋となるか

BEVになってもマカンはスポーツカー?

新型マカンのボディサイズは、全長4,784mm、全幅1,938mm、全高1,622mmで、ホイールベースは先代より86mm長い2,893mmに。流麗なボディ形状は航続距離延長のために、可変式のポルシェアクティブエアロダイナミクス(PAA)を採用し、空気抵抗係数を0.25まで抑えることに成功した。具体的にはアダプティブリアスポイラー、フロントエアインテークのアクティブクーリングフラップ、密閉されたアンダーボディのフレキシブルカバー、さらにはヘッドランプモジュール下のエアカーテンと低く構えたフロントエンドが空気の流れを最適化するほか、リアの横方向のティアオフエッジ(フラップ)とルーバー付きディフューザーが空気効率を確保するとした。デザイン面では、フロントのヘッドランプは2つの部分に分けられ、4灯のデイタイムランニングライトを備えたアッパーライトユニットはフェンダーに埋め込まれて車幅を強調し、オプションのマトリックスLEDテクノロジーを採用したメインヘッドランプモジュールはやや低い位置に配置されている。ボディ側面では、特徴的なサイドブレードを備えたフレームレスドアやフラットなリアウインドウと一体となったフライライン、さらにスタッガードフィットメント(前輪より後輪により太いタイヤを履かせること)の最大22インチのホイールによってスタイリッシュでスポーティなデザインを実現。ポルシェでは、マカンは電気自動車であっても、このセグメント随一のスポーツカーであることを明確に示している、と説明している。

ポルシェ初のARヘッドアップディプレイも

一方のインテリアは、運転席と助手席が従来型より28mm低く、後部座席が15mm低くなるとともに足元スペースが増大したのが特徴。センターコンソールはせり上がるデザインを採用し、車高が低くパフォーマンス重視のポジションという印象を高めている。ダッシュボードには、曲面デザインの12.6インチ自立型インストルメントクラスターと10.9インチセンターディプレイを含む最大3つの画面を備えた最新世代のディスプレイと操作コンセプトを採用。初のAR(拡張現実)技術によるヘッドアップディプレイも装備され、ナビゲーションなどの仮想エレメントが、87インチ相当の画像としてドライバーの10m前方に表示されるという。実用性も相変わらず高く、荷室容量はフル乗車時でも540Lを確保。リアシートを倒せば1,348Lまで拡大することができる。さらにボンネット下には84Lの「フランク」と呼ぶセカンドラゲッジコンパートメントが存在する。最大牽引力2,000kgもマカンの自慢の一つだ。なお、新型マカンの日本国内での予約受注開始日と価格、仕様については決まり次第お知らせする、としている。

こんな記事も読まれています

「悔しい」予選2番手のスバルBRZ。重要な決勝に向けてのセット変更と井口&山内のドライビング
「悔しい」予選2番手のスバルBRZ。重要な決勝に向けてのセット変更と井口&山内のドライビング
AUTOSPORT web
「手応えあり」のSHADE RACINGと「全然わからない」Studie。雨予報の鈴鹿でミシュランの逆襲はあるか
「手応えあり」のSHADE RACINGと「全然わからない」Studie。雨予報の鈴鹿でミシュランの逆襲はあるか
AUTOSPORT web
キャンパーたちのアウトドア系愛車スナップ #12 【フォード エコノライン】
キャンパーたちのアウトドア系愛車スナップ #12 【フォード エコノライン】
グーネット
商用バン&ワゴン宿命の対決 ぶっちゃけハイエースと日産NV350キャラバンどっちがいいの?
商用バン&ワゴン宿命の対決 ぶっちゃけハイエースと日産NV350キャラバンどっちがいいの?
ベストカーWeb
あなたの知らない英国車「ブリストル406」とは? BMW製6気筒と兄弟といわれる直6エンジンで気持ちよく走るコツをお教えします【旧車ソムリエ】
あなたの知らない英国車「ブリストル406」とは? BMW製6気筒と兄弟といわれる直6エンジンで気持ちよく走るコツをお教えします【旧車ソムリエ】
Auto Messe Web
ペドロ・アコスタ、2025年よりレッドブルKTMファクトリー・レーシングに昇格が決定/MotoGP
ペドロ・アコスタ、2025年よりレッドブルKTMファクトリー・レーシングに昇格が決定/MotoGP
AUTOSPORT web
藤井誠暢「タイヤがすべて」 ファグ「イギリス人だから雨は得意だよ(笑)」【第3戦GT300予選会見】
藤井誠暢「タイヤがすべて」 ファグ「イギリス人だから雨は得意だよ(笑)」【第3戦GT300予選会見】
AUTOSPORT web
初ポール獲得のアレジ「本当に最高。好物をいっぺんに食べているよう!」【第3戦GT500予選会見】
初ポール獲得のアレジ「本当に最高。好物をいっぺんに食べているよう!」【第3戦GT500予選会見】
AUTOSPORT web
D’station Vantageがチーム初ポール。ダンロップの1-2に最重量muta GR86が続く【第3戦GT300予選レポート】
D’station Vantageがチーム初ポール。ダンロップの1-2に最重量muta GR86が続く【第3戦GT300予選レポート】
AUTOSPORT web
W12との別れは「初体験」との出会い ベントレー・コンチネンタルGT スピード プラグインHVの試作車へ試乗
W12との別れは「初体験」との出会い ベントレー・コンチネンタルGT スピード プラグインHVの試作車へ試乗
AUTOCAR JAPAN
「ミラノデザインウィーク」に登場したクルマたちを一挙公開! 一番人気の会場はズバリ「ポルシェ」でした【ユーコ伊太利通信】
「ミラノデザインウィーク」に登場したクルマたちを一挙公開! 一番人気の会場はズバリ「ポルシェ」でした【ユーコ伊太利通信】
Auto Messe Web
スーパーGT鈴鹿でワンツーのトヨタ・スープラから感じられる“キャラ変”「セクター1、2であの速さというのは、今までなかったこと」
スーパーGT鈴鹿でワンツーのトヨタ・スープラから感じられる“キャラ変”「セクター1、2であの速さというのは、今までなかったこと」
motorsport.com 日本版
【正式結果】2024年スーパーGT第3戦鈴鹿 公式予選
【正式結果】2024年スーパーGT第3戦鈴鹿 公式予選
AUTOSPORT web
笹原&アレジ組が初ポール。3メーカー混戦、スピン&トラブル多発の鈴鹿を制す【第3戦GT500予選レポート】
笹原&アレジ組が初ポール。3メーカー混戦、スピン&トラブル多発の鈴鹿を制す【第3戦GT500予選レポート】
AUTOSPORT web
絶好調バニャイヤが決勝レースも勝利! バスティアニーニとドゥカティ母国ワンツー|MotoGPイタリア決勝
絶好調バニャイヤが決勝レースも勝利! バスティアニーニとドゥカティ母国ワンツー|MotoGPイタリア決勝
motorsport.com 日本版
2023年 欧州でリコールの多かった自動車ブランド 20選 1車種で「9件」発生も
2023年 欧州でリコールの多かった自動車ブランド 20選 1車種で「9件」発生も
AUTOCAR JAPAN
「ミウラ」「ディアブロGT」「カウンタック」が「ヴィラ・デステ」に登場!「エンジンサウンド賞」を受賞したのは…?
「ミウラ」「ディアブロGT」「カウンタック」が「ヴィラ・デステ」に登場!「エンジンサウンド賞」を受賞したのは…?
Auto Messe Web
誇り高き「重厚感」 アストン マーティン・ヴィラージュ 6.3(2) 魅力の中心がV8エンジン 好調のトリガー
誇り高き「重厚感」 アストン マーティン・ヴィラージュ 6.3(2) 魅力の中心がV8エンジン 好調のトリガー
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

4件
  • iau********
    この会社は技術レベルが低く、例えばボンネットプレス精度不良は10年経っても改善できず、結局諦め一般的開閉となった。今回もEVの方が安いのか要注目。(同一車体構造の4ドアセダンはEV車が内燃機関車より100万以上安く、ガソリン車はボッタクリ価格であること自ら証明)
  • pjh********
    ポルシェはEV車では他社よりリードしている。
    電池電圧を800Ⅴにしたのもポルシェが一番先。
    これで充電時間を短縮できる。
    これは日立グループが800V対応インバーターを提供したおかげでもある。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

791.01235.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

188.01549.0万円

中古車を検索
マカンの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

791.01235.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

188.01549.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村