ALPINA B5 GT(アルピナ B5 GT):最高出力634馬力、巡航最高速度330km/hのアルピナB5 GTは、BMW 5シリーズを少しスープアップしただけのクルマではない。
BMWがアルピナの事業を完全に引き継ぐまでにはまだ2年ほどあるが、伝統的な「アルピナ B5」はすでに終焉を迎えている。新世代の「G60」はすでに市場に投入されており、アルピナが独自のモデルを開発するのはもうないだろう。
【スーパーテスト】「トヨタ GR カローラ サーキットエディション」は「ゴルフ R」「シビック TYPE R」に勝てるか?
つまり、ブッフローエは「B5 GT」で現行世代に別れを告げる、いや、「別れを告げた」のである。というのも、限定生産された「B5 GT」の限定250台がすべて販売されて久しいからである。約70台のサルーンと約180台のツーリングモデルが販売されたというが、アルピナはなぜか正確な数字を公表していない。
アルピナ B5 GTのベースである「旧型」BMW 5シリーズのコックピットは、今でも私たちのベンチマークだ。4.4リッターV型8気筒エンジンは「N63」をベースにしており、このトップバージョンでは634馬力を発揮する。これに850ニュートンメーターという容赦ないパワーが加わる。アルピナのボンネットの下にこれほどのパワーが備わったことは、かつてなかった。
象徴的なマルチスポークホイールリムの後ろに鎮座するブルー塗装のブレーキキャリパー。サルーンでは0から100km/hまで3.2秒、最高速度は330km/hだが、ツーリングでは2km/h短縮されている。外観では、クラシックなカラーパレットと新色マロンヴォルチアーノのアクセントのスタイリッシュな組み合わせが際立っている。アルピナらしいホイールは、20本のスポークにそれぞれキンクが施され、フロントの2つの小さなフリックがパフォーマンスの向上を示している。
インテグラルアクティブステアリングにより、この大型サルーンは極めて操縦性に優れている。なぜこの高貴なグランドツーリングカーをレーストラックで走らせるのか、不思議に思うだろう?2トンもあるにもかかわらず。それが可能だからだ!もちろん、「B5 GT」のラテラルダイナミクスのほとんどはレーストラック上よりも、カントリーロードで見られる可能性が高いが、必要であればそれができることを知っておくのはいいことだ。だからこそ、ここではフラットアウトで走らせなかったのだ。それでも信じられないほど速く、自信に満ち溢れている。そしてそれこそが、アルピナブランドを常に特徴づけてきたものなのだ。
結論:「B5 GT」はシリーズの頂点に立つにふさわしいモデルだ。残念ながらこれが真のアルピナの終焉でもある。後継車はBMWから登場する。
Text: Alexander BerntPhoto: Lena Willgalis / AUTO BILD
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
1.5リッターエンジンで「300馬力」超え! 超パワフルな新型「小さな高級車」発表! より購入しやすい「新プライス」も魅力的な新型イヴォーク発売!
トヨタの高級ミニバン「アルファード」なぜガソリン車のほうが売れてる? ハイブリッド優勢のモデルが多いなか“例外”となったワケ
300万円台から買える!? トヨタの人気SUV「ハリアー」のオーナーになるために必要な“最低年収”とは
なぜ軽自動車は「64馬力」が上限? エンジン出力向上&技術力も上がったのに… 「軽の最大出力」現状維持する理由とは
レクサス新型「小さな高級車」実際どう? 全長4.2m級で“めちゃプレミアム”!? 「使って」わかった「LBX」の価値とは
みんなのコメント
サーキットが似合うのはMモデル