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エレガント、ラグジュアリー、卓越した動力性能を得た「メルセデス CLE カブリオ」に初試乗!オープントップのCLEを讃える理由とは?

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エレガント、ラグジュアリー、卓越した動力性能を得た「メルセデス CLE カブリオ」に初試乗!オープントップのCLEを讃える理由とは?

メルセデス・ベンツ CLE カブリオ:オープントップのメルセデスCLEを讃える理由。エレガント、ラグジュアリー、卓越したドライビング特性・・・。メルセデスCLEカブリオのようなクルマは、現在市場に数台しか存在しない希少なモデルだ。

至福に達するまで20秒。「CLEカブリオ」の多層で厚い裏地のファブリック製ソフトトップが、ウィーンという音とともに静かに折り畳まれ、リアに収納されるまでの時間、いや、むしろその短さだ。時速60kmまで作動するので、たとえば市街地を走行中にさりげなく格納することもできる。

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そうすれば、コンパートメントに光と空気が妨げられることなく降り注ぎ、パイロットと最大3人の幸せな同乗者は、草原、森、海、そしてお望みなら街の香りを吸い込むことができる。

コンバーチブルは最近では珍しくなり、あまり残っていない。残念なことだ。だからこそ、メルセデスが、その長い、長い伝統を守り、臆することなくオープンカーを作り続けていることは、とても素敵なことであり、有難い。「CLEカブリオ」は、最近リニューアルされた「CLEクーペ」をベースとした、最新のファミリーの一員である。

AMG以外のエンジンでは、メルセデスCLE 450 4MATICカブリオに搭載される381馬力の直列6気筒エンジンがトップである。ファブリックのソフトトップがボディラインに調和するオープンカーは、オープンでもクローズでも驚くほど美しいフォルムを持ち、路面にしっかりと、そしてエレガントに佇む。

CLE カブリオのインテリアは豪華絢爛で、計器類(12.3インチ)とマルチメディア用のカラフルな2つのディスプレイはその典型だ。中央の11.9インチタッチスクリーンの角度は15度から40度まで調整可能なので、反射して見えなくなることはない。インテリアを構成する素材は高級で、仕上がりは入念だ。シートは、心地よい硬さでとても快適。ただし、リアは広いとは言えない。

メルセデスCLEカブリオを256色のアンビエントライトで照らす。エアキャップとエアスカーフは髪にやさしいもし完全に風の巻き込みを防ぐことができたら、メルセデスはメルセデスではない。だからこそ、エアキャップやエアスカーフといった独創的なものを装備し続けているのだ。

フロントガラス上のウィンドディフレクターはボタンひとつで伸び、コーナリング後もドライバーのヘアスタイルを崩さない。エアスカーフは、フロントシートの背もたれのスリットから首の後ろに温風を吹き込む「ヘッドルームヒーター」。個人的には、このようなものはなくてもいいのだが、もちろん、巧みなエアロダイナミクスの専門家たちの技術的な功績には敬意を表するし、メルセデスの購入者の大多数は実際にこのようなシステムを利用しているのだとも思う。まあ、そうだ。

まずは4種類のエンジンから選べる。ディーゼルエンジン1種類とガソリンエンジン3種類で、すべてスタータージェネレーター内蔵のマイルドハイブリッドとして装備されている。これにより最大出力が23馬力向上し、レスポンスもさらに向上している。9速オートマチックトランスミッションが搭載され、後にプラグインハイブリッドも登場する。

「CLE 220 d」に搭載される2.0リッターディーゼルは197馬力、2.0リッターガソリンエンジンは204馬力(CLE 200、4MATICも)と258馬力(CLE 300 4MATIC)の2種類が用意されている。そしてメルセデスは、「CLE 450 4MATIC」に素晴らしい3.0リッター直列6気筒エンジンを搭載した。

最高出力381馬力を発揮するこのエンジンは、まさに夢のエンジンだ。絹のように滑らかで、安定した回転数、十分なパワー、そしてスモーキーなサウンドは耳にも優しい。メルセデスは、ゼロから100までのスプリントは4.7秒、最高速度は250km/hを約束している。

時速60kmまで、20秒以内に、メルセデスCLEカブリオの精巧に断熱された多層構造のソフトトップが開く。CLEカブリオは典型的なメルセデスであるメルセデスは、このクルマの性格に合うようにチューニングを施している。「CLEカブリオ」は路面にしっかりと腰を下ろし、ボディは驚くほどねじれ剛性が高く、クーペに比べて130kgの重量増は十分にその代償を得ている。

「CLE カブリオ」はしっかりとしたサスペンションを持ち、メルセデスらしい長い起伏を穏やかに受け止め、横の継ぎ目などを素早くドライにとらえる。そしてメルセデスの常として、ダイレクトで調和のとれた反応の良いステアリングは、アンサンブルに完璧にフィットする。すべてが、楽しい。

メルセデスCLEカブリオは、ドライビングプレジャーと長距離走行の快適性を開発の中心に据えた。価格は「CLE 200」が66,402ユーロ(約1,095万円)から、今回試乗したCLE 450 4MATICは88,358ユーロ(約1,458万円)から。高額だが、ひとつまみの至福は含まれている。

結論:この「CLEカブリオ」は運転するのが楽しい。オープントップのクルマは通常、強烈なドライビングエクスペリエンスを提供するが、ベンツはそれを見事に実現している。エレガントでラグジュアリー、優れた走行特性、そして優れた直6エンジンによる一流の動力性能。精巧なルーフとリアに確保された適度なスペースにより、コンバーチブルはオールシーズン、実用性も兼ね備えている。現在、コンバーチブルは市場に数台しか残っていない。我々はオープントップの「CLE」のようなクルマをもっと讃えるべきなのだ。

Text: Dirk BrankePhoto: Mercedes

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みんなのコメント

2件
  • Ryota
    何だかやたらとカッコつけた記事ですが、正式名称は「カブリオ〝レ〟」じゃない? メルツェデースは。
  • kvg********
    >エアキャップとエアスカーフは髪にやさしい
    欧州で、初老の夫婦が、キャップとスカーフできちんと髪を抑え、サングラスなんぞをして、カブリオをオープンで運転している姿は、さっそうとして美しいかった。
    はっきり言って、オープンで走るのに、パワーなんか要らない。長距離を運転したり、オープンで走れない日は、別のメルセデスを運転すればよい話。

    若い兄ちゃんや姉ちゃんが、髪を振り乱してカブリオ乗っている姿を見ると、親父の車を借りて運転しているなとすぐわかった。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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