3月26日に東京都千代田区永田町の自由民主党党本部にて開催された『自由民主党モータースポーツ振興議員連盟』の定時総会。このなかでインタープロトモータースポーツの関谷正徳代表より、2025年からのKYOJO CUPの車両変更を予定していることが明らかにされた。
関谷代表が率いるインタープロトモータースポーツが運営するKYOJO CUPは、“競争女子”日本一の座をかけて2017年にスタートした日本初の女性レーシングドライバー限定のプロレースシリーズだ。
山本尚貴、吉田広樹、中須賀克行、三浦愛らが参加した自民党MS振興議員連盟総会が開催。さまざまな意見が述べられる
自民党モータースポーツ振興議員連盟に出席した関谷代表は、KYOJO CUPの取り組みを説明するなかで「2025年に向けて車両変更を行っていきたいと思います」という方針を明らかにした。
関谷代表によると、将来導入されるKYOJO CUPの新型車両は、世界中で導入が進む頭部保護デバイス『Halo(ヘイロー)』が装着されたフォーミュラカーを予定しているとのことだ。
詳細はまだ明かせないとしながらも、この新型車両導入によって「コスト面は上昇するだろうが、あくまで安全面を考慮した選択」と関谷代表は話す。
なお、今季2024年のKYOJO CUPは、国内トップフォーミュラレースである全日本スーパーフォーミュラ選手権とのパートナーシップを結び、7月19~21日の第2~3戦をスーパーフォーミュラ第4戦と併催する。
フォーミュラカー導入にあたり、マシンのスピードが増加することが予想されるが、関谷代表は新型車両導入によって、KYOJO CUPを「女性のスーパーフォーミュラ」という位置づけに持っていきたいと語った。
あくまで現時点では考案段階だというKYOJO CUPへの新型車両導入。ただ、総会に出席した三浦愛は「フォーミュラカーになると技術レベルが上がるので、期待はしています」と前向きなコメントを残した。
近年では女性のモータースポーツ進出が著しく、KYOJO CUPにフォーミュラカーが導入されれば、将来の女性スター選手が登場してくるかもしれない。続報を楽しみにしたいところだ。
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