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スバルオーナーのためのドライブアプリ「SUBAROD」を使ってソルテラで奥多摩をドライブしたら、面白い発見ができた。【体験】

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スバルオーナーのためのドライブアプリ「SUBAROD」を使ってソルテラで奥多摩をドライブしたら、面白い発見ができた。【体験】

スバルの電気自動車(BEV)、ソルテラを相棒に、ドライブアプリ「SUBAROAD(スバロード)」を使って初春の東京・奥多摩方面へとドライブ。SUBAROADを使ってドライブをしてみたら、いつものドライブとはちょっと違った体験ができました。

ドライブがさらに楽しくなるアプリ「SUBAROAD」を試す
SUBAROADは、目的地までの最短距離を案内するのではなく「エモーショナルな体験を自分の愛車で実感することができる」というドライブアプリ。普通のカーナビでは出てこないような「面白い道」や「走りがいのある道」をナビゲートしてくれるというもの。ドライブ中の位置情報と連動して、その場所の歴史を音声ガイドで案内してくれたり、アプリAWAと連動して、場所とリンクした音楽を最適なタイミングで流す……なんて素敵な機能も搭載されています。

●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか

2021年12月のサービス開始当初はドライブコースは伊豆エリアのみでしたが、年々収録コースを増やし、2024年3月時点では全国19コースを収録。さらに、スバルの車両開発メンバーも参画し、一部コースには新機能「運転診断システム」も搭載するなど機能も日々アップデートされています。直近ではApple CarPlay(Android Autoは未対応)へ対応したことで、利便性が一気に向上しました。

そんなSUBAROADでは、ドライブプランを作ること、そして実際にドライブへ出かけること、さらにその思い出をシェアすることができます。また、アプリを使ってドライブした記録は、マイページからドライブ履歴や所持リワード一覧などといった感じでいつでも見ることができます。リワードには「走行距離」「道」「スペシャル」「貢献度」などの種類があるので、これもまたドライブアプリを率先して使いたくなる要素の一つかもしれません。

改良版ソルテラで「SUBAROAD」を使ってドライブ旅
今回はそんなSUBAROADを試すべく、2023年10月に改良されたソルテラを用意しました。従来モデルと外観の変化はありませんが、インテリアでは、ハンドルがオーバル形状になったことで、メーターの視認性が向上し、フロントパワーシートの調整範囲の拡大でほぼフラットまでリクライニング可能になり、助手席パワーシートも4Wayから8Wayに調整範囲を拡大するなど、使い勝手が向上しています。さらに上級グレードET-HSのエアコンにはナノイーXも搭載しています。

性能面では、SUBARU Safety Senseの機能拡充によって安全性能の向上と運転支援機能を充実させました。とくに便利なのは渋滞時支援付きのアドバンストドライブやレーンチェンジアシストでしょう。また操作系ではパドルスイッチでS-PEDALモード(アクセルペダルひとつで減速できる)へ切り替えることができるようになったのも大きなポイントだと思います。

そして中身の進化としては、冷間時のバッテリー暖気性能向上などにより、外気温による充電時間のばらつきを抑えたとのこと。これは低温環境下で、電欠ランプが点灯した状態からSOC80%までの急速充電時間を最大で約30%削減しているといいます。これにより真冬の寒い地域など厳しい環境におけるBEVの実用性を向上させています。

今回のロケは3月上旬ということで、暦の上では初春なはずですが、この日はまだ真冬のような寒さ。こんな状況ではソルテラの充電がどれくらい持つのか、実際にドライブに使ってみた実用性、また、ワインディングロードでの走行性能も確かめてみたいと思いました。

奥多摩コースでまだ「知らない世界」を見た
今回のドライブで選んだのは「奥多摩コース」です。このコースは「東京都多摩地域の中で唯一の村・檜原村を通り、奥多摩湖のさらに先の桃源郷のような場所まで大自然の中をダイナミックに駆け抜けるドライブコース」だそう。その走行距離は100kmで、走行時間は2時間30分と書かれています。

筆者はこれまでもドライブではもちろん、趣味の登山などで奥多摩方面には何度も来たことはあるので、なんとなく、頭の中でこんなルートなのかななんて想像をしていましたが、実際に指定されたルートは思っていたのとは違ったものでした。

さっそくスマートフォンのアプリをセットし、まずは奥多摩コースのスタート地点・十里木駐車場まで移動します。アプリ上には全ルートが表示されており、コースの編集も可能ですが、今回はコースアレンジをせず、SUBAROADが推奨しているコースで走ることにします。まず最初の目的地は日本の滝100選にも選ばれている「払沢の滝」です。

奥多摩コースはアップダウンの激しいワインディングロードが続きます。ソルテラのツインモーターによるスムーズで強力な走りは、急な登り坂でもスイスイ加速し、それでいて低重心かつ引き締まった足まわりによってコーナーリングも楽むことができます。下り坂では率先して回生ブレーキを使って充電するなど、BEVらしさを体感しながらドライブしていきます。

BEVならではの低重心で安定したハンドリング
さて、最初の目的地「払沢の滝」ですが、たまたま駐車場が工事中だったため臨時駐車場へ。しかし駐車場から滝までの距離があるので今回は断念……。事前に確認したコースによると、このあとも滝が続くので良しとしましょう。檜原街道を20分ほど走ると、2つ目の目的地「龍神の滝」へ。

ここは滝の近くの駐車場へとクルマを停めて、そこからすぐ川へと下る階段を降りていけば、透き通ったきれいな川の先に落差18mの滝が轟々と流れていました。自然豊かな奥多摩で滝をじっと眺めていたら、思わず寒さも都会の喧騒も忘れて見入ってしまいました。

次に向かうのは「夢の滝」。龍神の滝から30分ほど走ったでしょうか。奥多摩周遊道路の入口付近にあり、ここは周遊道路から鑑賞できる唯一の滝だそうです。この時は雪があったため、滝に近づくための階段は滑りそうなので危険と判断し、石塔の側から鑑賞しました。その流れは優雅で、とても風情ある滝でした。滝2連発に身も心も洗われて気分も上々。この後のドライブが楽しめそうです。

ここからは登り坂とグネグネとしたコーナーが続き、BEVならではの低重心で安定したハンドリングが楽しめそうなコースです。さらにクルマを15分ほど走らせると、「檜原都民の森」へ到着。ここは登山やハイキングなどのスタート地点として人気のスポットです。駐車場にはCHAdeMO 50kWの急速充電器も用意されていますが、この時の電池残量はまだ67%もあったので、今回は充電せずにそのまま次の目的地を目指します。

運転診断機能を体験!ドラポジも襟も正して臨む
駐車場を出発してしばらくすると、ソルテラのセンターディスプレイに写るアプリの画面左上に「診断中」の文字が表示されました。運転診断が始まったようです。事前にSUBARU広報部の方々にも「運転診断のチェックは厳しめですよー」と聞かされていたので、やるからには本気で、とドライビングポジションも正して、いままで以上に気を引き締めて運転して挑みました。

運転診断が終わって、気付けば山梨県へ突入。北都留郡丹波山村にある「道の駅たばやま」を目指します。標高が上がると、道路の脇や日陰には多くの雪が残っており、真冬のような寒さ。しかし、ソルテラはAWDですし、スタッドレスタイヤも履いているので、まったく不安はありません。不安要素といえば先程の運転診断の結果ぐらい……。

そうこうしているうちに、道の駅へ到着。ここではご当地グルメやお土産を見たり、少し休憩して、いよいよゴールの「大日影トンネル大型バス待機所」へ向かいます。その道中では果実園帯を抜けるフルーツラインを走ります。ここは季節によってさまざまな景色を楽しめるようで、あと1ヶ月遅ければ(4月上旬ぐらいから)桃の花が見渡せるようです。

いよいよゴール地点の駐車場へ。目下には山梨の街並みが広がります。ここは山梨市を一望できるスポットで、夜になれば夜景も楽しめるそうです。この日は生憎の天気でしたが、晴れていればまた違った景色が見渡せるのでしょう。

まだまだ運転を積み重ねていかなければいけません
ゴールに着いた達成感でいっぱいでしたが、ここでアプリを見ると、ドライブ診断の結果は、「伝説のスペシャルリワードまでもう一息!」と表示が。走行距離は107km、所要時間は道中で撮影や寄り道をしたため4時間47分と表示されました。

ドライブ診断の結果を読んでいくと、「運転が上手になるために大事なのは、運転を積み重ねていくこと」との文字が。つまり……まだまだですね。運転がうまくなるように精進したいと思います。

と言い訳するわけではありませんが、さらに診断結果の中には「スマートフォンが正しく設置されていなかった可能性もあります」とのこと。うん、きっとそうですよね。実際に使用する際にはしっかりとしたスマートフォンホルダーに固定するなどして、動かないようにする必要もありそうです。

新しいドライブの楽しみ方を発見
ちなみにこの運転診断の結果はいくつかあるそうですので、実際に挑戦してその目で確かめてみて下さい。私も近々再チャレンジしたいと思います。

今回は東京・恵比寿を出発してから、奥多摩コースで約100km走行、その後は山梨市内のホテルまで合計約200km走行しました。そこまで一度も充電せずに走行して電池残量は45%。宿泊したホテルには普通充電が設置されていたため、一晩充電して100%へと回復しましたが、これぐらいの距離であれば充電を気にせずドライブができるので、BEVの走りの良さを存分に楽しむことができました。

また、ソルテラのようなBEVはドライブ中もエンジン音がしないので、とにかく静か。今回のような自然豊かな場所では、窓を開けてドライブすれば、鳥のさえずりや川のせせらぎ、はたまた静寂を景色とともに楽しむことができます。それもまたBEVならではと言えるでしょう。

まだまだ進化していきそうなドライブアプリ。昨今クルマはもちろん、ドライブの楽しみ方や方法にも変化が見られます。以前であれば目的地を決めて地図を広げて……から、カーナビが一般化して、今ではスマートフォンとクルマを連携してアプリを使うなど。そうした中でSUBAROADのようなアプリは今どきのドライブの楽しみ方の一つとして、クルマをもっと楽しむためのキッカケになりそうです。そして何より、クルマの楽しみ方が増えるならば大歓迎。さらなる進化が期待できそうです。(撮影:永元秀和)

[ アルバム : SUBAROAD×ソルテラ奥多摩ドライブ はオリジナルサイトでご覧ください ]

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みんなのコメント

4件
  • noc*****
    タイトルに無理やり言葉を詰め込むことに夢中になるあまり、大事な名称が間違ってることに気づかない。Aが抜けてますよ。

    そろそろ記事を掲載する前にちゃんと確認する人を雇いましょうよ。
  • I
    すばろうぜよ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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