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PHEVハイパーカー、アルトゥーラに待望のオープンモデル誕生|McLaren

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マクラーレンは、PHEV(プラグインハイブリッド)のハイパフォーマンスカー「アルトゥーラ」にコンバーチブルモデルを導入。「アルトゥーラ スパイダー」としてリリースした。

McLaren Artura Spider|マクラーレン アルトゥーラ スパイダー

マクラーレン初のシリーズ生産PHEVアルトゥーラがMIYAVIのギターとともに日本デビュー|McLaren

ドライバーとの一体感に磨きがかけられたアルトゥーラのオープンモデル

マクラーレンは、PHEV(プラグインハイブリッド)のハイパフォーマンスカー「アルトゥーラ」にコンバーチブルモデルを導入。「アルトゥーラ スパイダー」としてリリースした。

Text by YANAKA Tomomi

システム最高出力は20psアップ

2021年にマクラーレン史上初の量産ハイパフォーマンス・ハイブリッド・スーパーカーとして誕生した「アルトゥーラ」に待望のコンバーチブルモデル「アルトゥーラ・スパイダー」が誕生した。

「アルトゥーラ・スパイダー」では、クーペよりもパワーやパフォーマンスをアップグレード。さらにドライバーとの一体感も高められたという。

パワートレインはミッドシップに配置された最高出力605ps、最大トルク585Nmの3.0リッターV6エンジンとモーターの組み合わせ。システム全体での最高出力は680psから700psに向上。最大トルクは720Nmに達する。

リチウムイオンバッテリーは7.4kWhを搭載。EV航続距離は30kmから33kmに伸びたという。乾燥重量はEVでありながら1,475kgに抑えられ、パワーウェイトレシオは480ps/tを実現。最高速度は330km/h、0-100km/h加速は3.0秒、0-200km/h加速は8.4秒を記録する。

一体型電動式のリトラクタブル・ハードトップは11秒で開閉でき、50km/hまでなら走行中の作動も可能。EV走行ならではの静寂感とともに、匂いや音など、オープンエアならではの自然との一体感も堪能できる。

「アルトゥーラ・スパイダー」を開発するなかで、特に重点を置かれたというのが、ドライバーとの一体感だという。

要となるパワートレイン・マウントは新開発され、ダイナミクス性能が向上。新マウントでは、パワートレインのシャシー内制御が向上するように調整され、特に荷重がかかった際にパワートレインの動きを制御できるように。操縦安定性やステアリングフィール、車両全体のアジリティが高まり、ドライバーがよりクルマとの一体感を感じられるよう設計された。

運転モードはデフォルトのハイブリッド走行「コンフォート」のほか、電気モーターのみを使う「Eモード」、サポートが強まるセッティングの「スポーツ」と「トラック」の4種類を設定。このほかにもドライバーの好みや天候、路面コンディションに合わせてエレクトロニック・スタビリティコントロールを介入させることも可能だ。

エクステリアは、リトラクタブルハードトップの導入やそれに伴う変更があるものの、「アルトゥーラ」のデザインと一目で分かるものに。トレードマークのハマーヘッドノーズや、フロントフェンダーと一体化したルーバーといった特徴も引き継がれた。

ただし、オープンモデルならではの機能も。バットレスには、ロールオーバー構造が組み込まれ、ガラス張りの部分が後方視野を向上させるとともに、エンジンベイ周辺への気流を導く役割を果たす。

さらに両バットレスの間に位置するヒーターガラスのリアスクリーンはボタン一つで昇降するため、ルーフ開放時に快適性を最適化したり、ルーフ閉鎖時にエグゾースト・サウンドをキャビンに響かせたりすることもできる。

キャビンもまた、クーペのデザインを受け継いでおり、内張はドライバーの好みに応じて、パフォーマンス中心か、ラグジュアリー中心の素材から選択可能だ。

「アルトゥーラ・スパイダー」の英国での価格は22万1500ポンド(約4200万円)で、2024年半ばからのデリバリーを予定。さらに「アルトゥーラ・スパイダー」と同様の改良を施したクーペの「アルトゥーラ」の2025年モデル「MY25」も今後登場予定だ。

McLaren Artura Spider|マクラーレン アルトゥーラ スパイダー

ボディサイズ|全長4,539×全幅1,913×全高1,193mm

ホイールベース|2,640mm

トレッド|前1,650 / 後1,613mm

車両重量|1,457kg

エンジン|2,993cc V型6気筒ツインターボ

最高出力|<エンジン>605ps <モーター>95ps

最大トルク|<エンジン>585Nm <モーター>225ps

トランスミッション|8段SSG

駆動方式|後輪駆動

バッテリー実効容量|7.4kWh

EV航続距離|33km

最高速度|330km/h

0-100km/h加速|3.0秒

サスペンション前|ダブルウィッシュボーン

サスペンション後|アッパーウィッシュボーン

ブレーキ|カーボンセラミック・ディスク

タイヤサイズ|前235/35ZR19 後295/35/ZR20

マクラーレン オートモーティブ

https://cars.mclaren.com/jp-ja

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