現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 新型登場でお値段200万円up!!  マジか……それでもいい!!  最後のジャストサイズFR「M」になるかも!!  BMW M2日本登場!!

ここから本文です

新型登場でお値段200万円up!!  マジか……それでもいい!!  最後のジャストサイズFR「M」になるかも!!  BMW M2日本登場!!

掲載 10
新型登場でお値段200万円up!!  マジか……それでもいい!!  最後のジャストサイズFR「M」になるかも!!  BMW M2日本登場!!

 BMWは2023年2月27日、日本での新型M2の受注をスタートさせた。価格は958万円で、納車は2023年4月以降を予定しているという。先代M2から約200万円価格アップの価値は果たしてあるのか!?

文/ベストカーWeb編集部、写真/BMW

新型登場でお値段200万円up!!  マジか……それでもいい!!  最後のジャストサイズFR「M」になるかも!!  BMW M2日本登場!!

■M最小モデルで2世代目のM2が日本降臨!

新型BMW M2。6MT車と8AT車の設定があり、価格はいずれも958万円となっている

 BMW M社が開発する高性能マシンのMモデルだが、それにはふたつのカテゴリーがある。まずひとつ目はサーキットでの本格的な走行を可能としたMハイ・パフォーマンス・モデルで、もうひとつは本格的なサーキット走行で培われた技術を余すことなく取り入れ走行性能を高めたMパフォーマンスモデルだ。今回発表された新型M2は、Mハイ・パフォーマンス・モデルに位置づけられる車種。

 今回の新型M2は、1985年に登場した「初代BMW M3」(E30型)と、1973年に誕生し、スポーティで美しいデザインと卓越した運動性能により名を馳せた「BMW 2002ターボ」(マルニー)の伝統を引き継いでいる最もコンパクトなMモデル。先代型の初代BMW M2は2016年に発表となり、今回発表のM2は2世代目モデルとなる。

 ボディサイズは全長4580×全幅1885×全高1410mm、ホイールベース2745mm。ベースの2シリーズクーペから全長が20mm、全幅で60mm、全高で5mm、ホイールベースで5mmのアップとなっている。先代型M2は全長4475×全幅1855×全高1410mm、ホイールベース2695mmだったので、若干のサイズアップとなってフルモデルチェンジされた。

 トランスミッションには、ドライブロジック付きの8速MステップトロニックATと6速MTを設定している。車両本体価格はいずれも958万円で、先代モデルのM2が7DCT車で793万円、6MT車が768万円だったことを考えると、性能向上分はあるにせよ、約200万円の価格アップとなっている。

■伝統の直6エンジンは460psを発揮!

最高出力460ps/最大トルク56.1kgmを発揮する3L直6DOHCターボエンジンを搭載する。先代M2よりもロングストローク化されており、総排気量も14cc先代よりもアップしている(2979cc→2993cc)

 新型M2は、比較的コンパクトなボディに3L直6ターボエンジン(最高出力460ps/最大トルク56.1kgm)を搭載。先代型が同じ直6の3Lターボで最高出力370ps、最大トルク47.4kgmだったので大幅なパワーアップを果たしている。

 セグメント唯一の後輪駆動コンセプトと約50:50の理想的な前後重量配分により、俊敏なハンドリングと卓越したロードホールディング性能を実現したという。トランスミッションは8ATと6MTを設定する。

 新型M2のデザインは、2シリーズクーペをベースとしながらも大きく左右に張り出した四角型基調のエアインテーク、ヘッドライト周りのデザイン、横バーを採用した直線的なデザインのフレームレスのキドニーグリル、横方向にワイドにしたフロントホイールハウスなどによって、より存在感を強調し、大きく違う印象を与えるものになっている。

 また、リアでは、LED技術を取り入れてスモーク処理されたコンパクトなテールライトをはじめ、後部をキックアップさせた厚みのあるトランク形状、Mハイ・パフォーマンス・モデル伝統の存在感ある4本出しエキゾーストパイプ、空力特性の改善に寄与する立体的なリアディフューザーなどの採用で、シンプルながらスポーツクーペにふさわしいグラマラスで存在感を与えている。

 サイドデザインはベースとなった2シリーズクーペの伸びやかなサイドと居住性はそのままに、特に、フロントおよびリアのバンパーデザインを力強く大きくすることで、パワフルな走りを表現しているという。サイドスポイラーは2シリーズクーペより大型化し、ボディ同色とすることで安定感を表現している。

■軽量なMカーボンバケットシートをオプション設定

軽量なMカーボンバケットシートはオプション設定となっている。前席2脚分で約10kgの軽量化を果たしているという

 インテリアでは、上級モデルとなるM3、M4と共通のコンポーネントを多く採用している。iドライブコントローラーやタッチ操作が可能な視認性に優れたカーブドディスプレイ、全席乗員の身体をしっかりと支えるMスポーツシート、フロントシートに内蔵されたイルミネーション付きのM2ロゴ、コンパクトながら大人2名乗車が可能な後席が特徴的だ。

 また、サーキット走行に適したM3、M4同様のMカーボンバケットシートをオプション設定しており、多点式シートベルトにも対応し、横方向のGを強力にサポートするこのシートは前席2脚で約10kgの軽量化も実現しているという。

 もちろん、2パターンのセッティングが可能なM Driveを標準装備し、M Modeでは、「Road」「Sport」「Track」の3モードを選択でき、アシストや横滑り防止装置の介入度合いを変えることができる。また、Mアダプティブサスペンションの標準装備により、スポーツ・ドライビングのみならず、街中走行時の乗り心地を向上させている。

■最後のコンパクトFRの「Mモデル」になるか?

E46型BMW M3CSL。ノーマル仕様のE46型M3に比べて約110kgもの軽量化が施されたスペシャルモデルだ

 これまで最初のE30型M3(全長4345×全幅1680×全高1365mm)に始まり、E36型M3(全長4435×全幅1710×全高1335mm)、E46型M3(全長4490×全幅1780×全高1370mm)、E90型M3クーペ(全長4620×全幅1805×全高1425mm)、初代M4(全長4685×全幅1875×全高1430mm)、現行型M4(全長4805×全幅1905×全高1435mm)と大型化を重ねてきたM1直系の系譜。

 今回の新型M2は、E36~46型M3に乗ってきたユーザーには刺さりそうな選択だと言えるかもしれない。ひょっとしたら最後のコンパクトFRの「M」モデルになるかも?

こんな記事も読まれています

F1エミリア・ロマーニャGP FP1:大型アップデート実施のフェラーリ、ルクレールが首位発進。角田は6番手につける
F1エミリア・ロマーニャGP FP1:大型アップデート実施のフェラーリ、ルクレールが首位発進。角田は6番手につける
AUTOSPORT web
フェルスタッペン、マクラーレン勢との激しいポール争いを制す。角田裕毅が躍動7番手|F1エミリア・ロマーニャGP予選
フェルスタッペン、マクラーレン勢との激しいポール争いを制す。角田裕毅が躍動7番手|F1エミリア・ロマーニャGP予選
motorsport.com 日本版
アジアクロスカントリーラリー、2024年大会のマレーシア区間中止が決定。タイでの一国開催に
アジアクロスカントリーラリー、2024年大会のマレーシア区間中止が決定。タイでの一国開催に
AUTOSPORT web
角田裕毅、今季5度目のQ3進出で7番手! 熾烈ポール争いはフェルスタッペン制す|F1エミリア・ロマーニャGP予選速報
角田裕毅、今季5度目のQ3進出で7番手! 熾烈ポール争いはフェルスタッペン制す|F1エミリア・ロマーニャGP予選速報
motorsport.com 日本版
トヨタ[新型FRスポーツ]爆誕!! 車重1トンちょいの超絶楽しいクルマ[S-FR]は2026年に登場か!?
トヨタ[新型FRスポーツ]爆誕!! 車重1トンちょいの超絶楽しいクルマ[S-FR]は2026年に登場か!?
ベストカーWeb
「ルート66」で一番有名なネオンが30年ぶりに点灯!「ロイズ」を再興したのはひとりの日系人でした【ルート66旅_52】
「ルート66」で一番有名なネオンが30年ぶりに点灯!「ロイズ」を再興したのはひとりの日系人でした【ルート66旅_52】
Auto Messe Web
“これまでとは違うオートポリス”の戦い方。過去の経験が邪魔になる?/SF第2戦プレビュー
“これまでとは違うオートポリス”の戦い方。過去の経験が邪魔になる?/SF第2戦プレビュー
AUTOSPORT web
アーロンが最速。FIA F2フリー走行はベアマンのクラッシュで赤旗終了に/第4戦イモラ
アーロンが最速。FIA F2フリー走行はベアマンのクラッシュで赤旗終了に/第4戦イモラ
AUTOSPORT web
レクサスの中国製コピー? 上級ワンボックスEVが英国上陸 マクサス・ミファ9へ試乗 価格なりの高水準
レクサスの中国製コピー? 上級ワンボックスEVが英国上陸 マクサス・ミファ9へ試乗 価格なりの高水準
AUTOCAR JAPAN
シボレー「アバランチ」をおりて日産「タイタン」に返り咲いた理由は?『スプラトゥーン』のデザインを取り入れたボディが遊び心満点です
シボレー「アバランチ」をおりて日産「タイタン」に返り咲いた理由は?『スプラトゥーン』のデザインを取り入れたボディが遊び心満点です
Auto Messe Web
コラピントがファイナルラップのオーバーテイクで初優勝掴む。宮田莉朋14位|F2イモラスプリント
コラピントがファイナルラップのオーバーテイクで初優勝掴む。宮田莉朋14位|F2イモラスプリント
motorsport.com 日本版
道譲らないとダメ? たまに遭遇する「民間の緊急車両」どう対応すればいいのか
道譲らないとダメ? たまに遭遇する「民間の緊急車両」どう対応すればいいのか
乗りものニュース
アンダー350万円! 新型「既視感ありまくりSUV」公開! 5速MT&4.3m級のコンパクトボディ採用! 3列7人乗りの「グルカ“5ドア”」印に登場
アンダー350万円! 新型「既視感ありまくりSUV」公開! 5速MT&4.3m級のコンパクトボディ採用! 3列7人乗りの「グルカ“5ドア”」印に登場
くるまのニュース
【F1チームの戦い方:小松礼雄コラム第5回】好発進から一転。“少し感情的になった”ケビンと今後のアプローチを話し合い
【F1チームの戦い方:小松礼雄コラム第5回】好発進から一転。“少し感情的になった”ケビンと今後のアプローチを話し合い
AUTOSPORT web
「話が来たのは先週の日曜」急きょ参戦のバーニコートがIMPULに合流。気になる第3戦以降のドライバーは?
「話が来たのは先週の日曜」急きょ参戦のバーニコートがIMPULに合流。気になる第3戦以降のドライバーは?
AUTOSPORT web
テスラより安い中国最新EV オンボ「L60」 航続距離は最長1000km
テスラより安い中国最新EV オンボ「L60」 航続距離は最長1000km
AUTOCAR JAPAN
ホンダ「N-ONEカップ」に青木拓磨選手が参戦!「HDRS」からレースへのステップアップを自らが実証します。2024年初のHDRSは袖ヶ浦から
ホンダ「N-ONEカップ」に青木拓磨選手が参戦!「HDRS」からレースへのステップアップを自らが実証します。2024年初のHDRSは袖ヶ浦から
Auto Messe Web
スズキ「ジムニー」自衛隊車両に!? ファンの夢を形にした「新型」佐賀地本が公開
スズキ「ジムニー」自衛隊車両に!? ファンの夢を形にした「新型」佐賀地本が公開
乗りものニュース

みんなのコメント

10件
  • BMW、一番好きなメーカーだけど、どんどんカッコ悪くなるな。。
  • 先代M2(F87)もエンジンと足回りをM3/4(F80)から流用させた後期型(LCI)だと900〜1050万だったんだからほぼ据置き価格でしょ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

580.0790.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

73.9728.0万円

中古車を検索
2シリーズ クーペの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

580.0790.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

73.9728.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村