現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 日産「GT-R」生産終了! 最後は1444万円から…!? 次期R36は“28年登場”が濃厚か 「空白期間アリ」でどんなスペックになる?

ここから本文です

日産「GT-R」生産終了! 最後は1444万円から…!? 次期R36は“28年登場”が濃厚か 「空白期間アリ」でどんなスペックになる?

掲載 30
日産「GT-R」生産終了! 最後は1444万円から…!? 次期R36は“28年登場”が濃厚か 「空白期間アリ」でどんなスペックになる?

■一旦…生産終了のGT-R、その未来は?

 日産「GT-R(R35)」の生産が2025年8月をもって終了することが明らかとなりました。
 
 日産の誇るスーパースポーツカーとして世界に衝撃を与え続けてきたGT-Rの未来は、どうなるのでしょうか。

【画像】これが本物の次期R36 GT-R!? 凄いデザインを画像で見る!

 2024年3月14日、日産はGT-R(2025年モデル)を発表しました。

 2025年モデルでは、一部グレードに専用特別内装色が追加されたほか、これまで「NISMO スペシャル・エディション」のみに採用されていた高精度重量バランス部品が、それ以外の多くのグレードも展開。なお価格は1444万3000円からです。

 一方、日産はこの2025年モデルをもって、GT-R(R35)の生産を終了することを認めています。

 2007年に登場したGT-R(R35)はそれまでの「スカイライン」から独立したモデルとして道を歩みます。

 そして、2024年で販売開始から17年が経過しようとしています。

 優れた基本設計と度重なるアップデートにより、現在でもスーパースポーツカーとして高いパフォーマンスを維持し続けているものの、環境規制や騒音規制を満たすことが難しくなっているのも事実です。

 そう考えると、このタイミングでの生産終了はもはや必然であったと言うことができます。

 日産自身が「GT-Rの集大成」と表現した2024年モデルと比べて、2025年モデルは改良点が少ないのもそうした背景があるためと考えられます。

 では、GT-Rの今後はどうなっていくのでしょうか。日産の広報は新型GT-Rについて次のように説明します。

「R35 GT-Rとしては2025年モデルが最終となり、生産終了は2025年8月です。生産終了の理由としては、部品の供給の見通しが立たなくなってきていることがあります。

 なお次期型については、日産を代表するモデルでもあるので開発の検討はしています。

 今後はGT-Rに求められるパフォーマンスと世の中に求められる環境性能の両立が出来るように研究開発を行っていきます」

※ ※ ※

 こうした中で日産は「ジャパン・モビリティ・ショー2023」に出展した「ハイパーフォース」と呼ばれるコンセプトで、次期GT-Rのヒントを示唆しています。

 ハイパーフォースは「究極のドライビングプレジャーを追求しながら、日常での快適性も兼ね備えた次世代の高性能スーパースポーツカー」というコンセプトをもっており、GT-Rのコンセプトと大きく重なります。

 また、はっきりと明示されてはいないものの、フロントグリルには「GT-R」とよく似たエンブレムを見ることもできます。

■次期GT-Rの登場には「空白期間」が必要? 登場次期はいつ?

 気になるのは次期GT-Rの登場時期です。前述の広報部コメントでは「開発検討」の段階と予想出来ます。

 また前述のハイパーフォースが次期GT-Rだとすると、搭載されるパワートレインは全固体電池が採用されることになっています。しかし、日産では全固体電池を搭載したモデルの市販は2028年度以降になるとしています。

 つまり、ハイパー フォースの市販版が次期GT-Rであるとするなら、その登場までには少なくとも4年以上の空白期間があることになります。

 かつて、スカイラインGT-Rは1969年に第1世代となる初代(PGC10/KPGC10)、1973年に2代目(KPGC110)が登場(2代目は数ヶ月で生産終了)。

 その16年後に第2世代が1989年に3代目(BNR32)、1995年に4代目(BCNR33)、1999年に5代目(BNR34)が登場し、2002年に生産終了します。

 それから2007年にスカイラインから独立した6代目となるGT-R(R35)が登場するまでのあいだにおよそ5年のブランクがありました。

 こうしたことを考えると、一時的にラインナップから外れるという説は現実的な可能性であると言えるかもしれません。

 一方、ハイパー フォースの市販版の登場までの期間を別のモデルで埋めるということも考えられます。

 ただ、その場合にはプラットフォームやパワートレインの新規開発は難しいと見られることから、「フェアレディZ」のように、厳密にはフルモデルチェンジではないものの、大幅な改良によって事実上の新型モデルとなる可能性が濃厚です。

 これらの可能性を総合すると、やはりしばらくの空白期間を経てハイパー フォースの市販版が登場するというのが、現時点ではもっとも現実的と言えそうです。

※ ※ ※

 2024年3月25日、日産は中期経営計画の発表をおこない、2026年度までに30モデルの新型車を投入する計画であることを明らかにしました。

 その際、今後登場するであろう新型車と見られる複数のクルマのシルエットが映し出されましたが、そのなかに次期GT-Rと思われるものはありませんでした。

 一部では「丸目4灯テールライト」が見られており、こちらは「次期スカイラインではないか」と言われています。

 このことから、少なくとも2026年度までに次期GT-Rが登場することはないと考えられます。

 そうなると、やはり次期GT-Rの登場は、少なくとも2028年度以降になると考えるのが妥当のようです。

こんな記事も読まれています

ホンダ「新型スポーティコンパクト」登場へ まさかの「次期シティターボ」!? 丸目“旧車デザイン”で期待の「斬新モデル」 26年に投入なるか
ホンダ「新型スポーティコンパクト」登場へ まさかの「次期シティターボ」!? 丸目“旧車デザイン”で期待の「斬新モデル」 26年に投入なるか
くるまのニュース
マツダの「和製オープンカー」登場9年目でもなぜ人気? 最後の純ガソリン車か!?「ロードスター」の魅力とは?
マツダの「和製オープンカー」登場9年目でもなぜ人気? 最後の純ガソリン車か!?「ロードスター」の魅力とは?
くるまのニュース
マツダ新型「“小さな”高級車」はどうなる? まさかの「トヨタOEM」化も!? 次期「マツダ2」にモデルチェンジはあるのか
マツダ新型「“小さな”高級車」はどうなる? まさかの「トヨタOEM」化も!? 次期「マツダ2」にモデルチェンジはあるのか
くるまのニュース
マツダ新型「“FR”スポーツセダン」初公開! 4連テールの次期「MAZDA6」!? 精悍「ワイドグリル」新型「EZ-6」中国登場後「日本」にも来るのか
マツダ新型「“FR”スポーツセダン」初公開! 4連テールの次期「MAZDA6」!? 精悍「ワイドグリル」新型「EZ-6」中国登場後「日本」にも来るのか
くるまのニュース
衝撃の日産「2シーター”スポーツ”」登場! オシャグリーンの「フェアレディZ」が約1500万円!? 英国で落札された「240Z(改)」の正体とは
衝撃の日産「2シーター”スポーツ”」登場! オシャグリーンの「フェアレディZ」が約1500万円!? 英国で落札された「240Z(改)」の正体とは
くるまのニュース
マツダが新「すごい 2ロータリー」公開! 新「スポーツカー」にも搭載!? これからの「RE」とは
マツダが新「すごい 2ロータリー」公開! 新「スポーツカー」にも搭載!? これからの「RE」とは
くるまのニュース
日産「ハイパーフォース」は2028年登場の次期R36GT-Rになりうるのか?
日産「ハイパーフォース」は2028年登場の次期R36GT-Rになりうるのか?
ベストカーWeb
日産 新型「ノートSUV」世界初公開! 3年ぶり”顔面刷新”に反響大! タフ感増した新型「ノート“クロスオーバー”」発表
日産 新型「ノートSUV」世界初公開! 3年ぶり”顔面刷新”に反響大! タフ感増した新型「ノート“クロスオーバー”」発表
くるまのニュース
日産「フェアレディZ 最強仕様」実車公開! 420馬力の“大排気量V6”&専用エアロが超カッコイイ! 「Z NISMO」に熱視線
日産「フェアレディZ 最強仕様」実車公開! 420馬力の“大排気量V6”&専用エアロが超カッコイイ! 「Z NISMO」に熱視線
くるまのニュース
トヨタが「新・凄いエンジン」世界初披露! なぜ“イマ”エンジン開発? 1.5&2Lは「エコからスポーツ」まで!? どんな技術なのか
トヨタが「新・凄いエンジン」世界初披露! なぜ“イマ”エンジン開発? 1.5&2Lは「エコからスポーツ」まで!? どんな技術なのか
くるまのニュース
日産「新型スポーツSUV」まもなく登場へ! 430馬力超え×「GT-Rの技術」融合!? 6月発売の最強”フラッグシップ” 新型「アリア NISMO」 どんなクルマ?
日産「新型スポーツSUV」まもなく登場へ! 430馬力超え×「GT-Rの技術」融合!? 6月発売の最強”フラッグシップ” 新型「アリア NISMO」 どんなクルマ?
くるまのニュース
15年ぶりに「インテグラ」復活!? 「スポーティ“ハッチバック”」の実車展示に「好き」の声多し! 6速MTもある名車、米国登場の反響は?
15年ぶりに「インテグラ」復活!? 「スポーティ“ハッチバック”」の実車展示に「好き」の声多し! 6速MTもある名車、米国登場の反響は?
くるまのニュース
三菱「新型デリカ」!? 超ビッグ&タフな「SUVミニバン」いつ登場? 斬新「D:X」に“熱視線”集まる
三菱「新型デリカ」!? 超ビッグ&タフな「SUVミニバン」いつ登場? 斬新「D:X」に“熱視線”集まる
くるまのニュース
「ターボエンジン&MT」は絶滅危惧種!? 運転めちゃ楽しい! 今でも買える「ターボ&MT」の国産車3選
「ターボエンジン&MT」は絶滅危惧種!? 運転めちゃ楽しい! 今でも買える「ターボ&MT」の国産車3選
くるまのニュース
マツダの「“26人乗り”ロータリースポーツ」!? 高出力エンジンのハイグレードマシン! 謎の「“R26”パークウェイ」とは
マツダの「“26人乗り”ロータリースポーツ」!? 高出力エンジンのハイグレードマシン! 謎の「“R26”パークウェイ」とは
くるまのニュース
モテる!? 超カッコいい“流麗ボディ”かつ「運転が楽しくて最高!」 1度は憧れる「2ドアクーペの国産車」3選
モテる!? 超カッコいい“流麗ボディ”かつ「運転が楽しくて最高!」 1度は憧れる「2ドアクーペの国産車」3選
くるまのニュース
まさに日産「スカイラインGT-R」のワゴン版!「ステージア オーテックバージョン260RS」のエンジン載せ替えだけじゃないチューニングとは
まさに日産「スカイラインGT-R」のワゴン版!「ステージア オーテックバージョン260RS」のエンジン載せ替えだけじゃないチューニングとは
Auto Messe Web
日産の新型「コンパクトSUV」公開に反響多数! 「丁度いいサイズ」の「デュアリス後継機」へ熱望の声 「小さな高級車」な“上質内装”採用で欧州に登場
日産の新型「コンパクトSUV」公開に反響多数! 「丁度いいサイズ」の「デュアリス後継機」へ熱望の声 「小さな高級車」な“上質内装”採用で欧州に登場
くるまのニュース

みんなのコメント

30件
  • tip********
    こんなのは冷やかしやな。
    開発力が全く無い。
    値段だけ高くて進歩なし。
  • ---
    他社もやってるようにR36はハイブリット化しかありませんよ
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

456.9948.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

18.82050.0万円

中古車を検索
スカイラインの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

456.9948.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

18.82050.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村