■時代を変えた?変えなかった?斬新シフト方式3選
どんなにクルマが進化しても古くから存在している部分は多くありますが、その中でもギアを選択するために操作するシフト部分は、長らく存在し続けているものと言えるでしょう。
【画像】こんなのもあった…! 斬新シフトから旧式シフトまでさまざまな「シフトレバー形式」を画像で見る(56枚)
自らでクラッチペダルを踏み込み、ギアを選択するマニュアルトランスミッション(MT)が主流だった頃はもちろんですが、それがオートマチックトランスミッション(AT)になり、ハイブリッド車や電気自動車が登場した現在でも、前進や後退、そして駐車などの動作が必要な限り、なくなることはないであろうシフトですが、その形状自体は、メーカーや車種ごと、そして時代ごとで様々な種類があります。
そこで今回は現在までに登場した、斬新なシフト方式を3種類紹介します。
■ジョイスティックタイプ
形状自体は従来と同等のシフトレバーに近いものとなっていますが、操作した後に中立部分に戻る特徴があるジョイスティックタイプは、トヨタ「プリウス」に採用されていることで知られています。
初代プリウスこそ、よくあるコラム式ATとなっていましたが、2003年に登場した2代目プリウスからこの方式が採用され、2023年の1月に登場した5代目モデルでも同様のものが搭載されています。
プリウス以外でも日産「リーフ」や「ノート(e-POWERモデル)」、三菱「アウトランダーPHEV」などにも採用されており、電動車の特徴のひとつともなっていますが、一部ではシフトが常に中立部分に戻るため、どのギアに入っているか分かりにくいという声もあるようです。
■ボタン/スイッチタイプ
2022年末に登場した日産新型「セレナ」が採用したことでも話題となったのが、ボタン/スイッチタイプのシフトです。
セレナの場合は左から「P」、「R」、「N」、「D/B」と横並びになっており、誤作動防止のためにそれぞれのボタンの大きさを変えていたり、突起をボタンに設けたりすることで判断しやすいようになっています。
このボタン/スイッチタイプのシフトはセレナが初ではなく、ホンダでは「エレクトリックギアセレクター」という名称で2013年に登場した9代目「アコードハイブリッド」から採用しており、現在でもホンダでは「シビック」や「ステップワゴン」のハイブリッドモデルに採用されています。
また、アバルト「595」に搭載されている「アバルトコンペティツィオーネ」も同様のボタン/スイッチタイプのシフトが採用されており、特別感を演出しているのです。
そんなボタン/スイッチタイプのシフトですが、古くは1950~60年代に存在していたクライスラーが展開していた高級車ブランドである「インペリアル」モデルではすでに採用されており、意外にも長い歴史を持っています。
■ダイヤル式タイプ
現在では同じグループに所属しているジャガーやランドローバーで採用されていたダイヤル式も斬新なシフトのひとつと言えるでしょう。
キーオフの状態ではコンソールに格納され、フラットな状態となっていますが、キーをオンにするとダイヤルがせり上がってくるというギミックはさすが高級ブランド車といったところ。
現在は両メーカーともダイヤル式は採用していませんが、現在人気を集めているシトロエン「ベルランゴ」/プジョー「リフター」といったフランスのMPV車両や、珍しいところではトラックの日野「プロフィア」などもダイヤル式を採用しており、ボタン/スイッチタイプと同じく省スペースでスマートな見た目が特徴となっています。
※ ※ ※
このように実はさまざまなタイプが存在していたシフトの形状。
今はまだどの形状がベストなのか模索している感もあり、従来のタイプが引き続き採用され続けるのか、新しい形状のものが主流となるのかは分かりませんが、もしかしたら今後は音声でシフト操作をする車種が出てくるかもしれません。
いずれにしてもシフトの形状にかかわらず、操作をするときはしっかりどのギアに入っているのかを確認し、シフト操作ミスで事故が起きないようにしたいところです。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
うっかりで…「ゴールド免許」剥奪? 無事故&無違反でもブルー免許に格下げ? 絶対に“注意すべき”コトとは
熊本バス・鉄道5社「交通系ICカードやめます」 停止は年内予定、公共交通の運賃収受は本当にこれでいいのか?
ホンダ新型「“ミニ”ステップワゴン」初公開!? 大人気「コンパクトミニバン」8年ぶり全面刷新! フリード&ステップワゴン“共通性”持った理由とは
小さなランクル登場へ!! [ランクルFJ]は伝統のラダーフレーム採用! 約350万円で2024年末登場か!?
ホンダ「新型スポーティコンパクト」登場へ まさかの「次期シティターボ」!? 丸目“旧車デザイン”で期待の「斬新モデル」 26年に投入なるか
「EVは“電欠”が怖いし…」 実はガス欠より対策ラクかも? 新ビジネスになりそうな“もしものサービス”とは?
左折するのに右にハンドルを切るのは道交法違反!?「右振り左折」は安全面・マナー面的にも悪癖なので改めましょう
復活の三菱パジェロ。トライトンベースで2026年に日本導入へ!
“これ本当にEVなの!?”ヒョンデの本気[IONIQ5 N]がマジで楽しい!! シフトアップまでできる!? 650馬力で超速加速を見せる
日産「新型スポーツSUV」まもなく登場へ! 430馬力超え×「GT-Rの技術」融合!? 6月発売の最強”フラッグシップ” 新型「アリア NISMO」 どんなクルマ?
みんなのコメント