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アウディ A4 ブランドを体現するプレミアムカーの歴史と魅力

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アウディ A4 ブランドを体現するプレミアムカーの歴史と魅力

輸入車 [2023.09.04 UP]


アウディ A4 ブランドを体現するプレミアムカーの歴史と魅力
アウディ A4|語り継がれる名車の系譜 vol.33|

人気中古車実車レビュー【メルセデス・ベンツ Cクラス】乗って納得! 小さなプレミアムセダン

文●ユニット・コンパス 写真●アウディ
※中古車参考価格はすべてグーネット2023年8月調べ。
※写真は一部本国仕様の場合があります。
(掲載されている内容はグーワールド本誌2023年10月号の内容です)

「ジャーマン3」として数えられるアウディの中核モデルA4。プレミアムモデルのスタンダードとして君臨するA4の魅力を掘り下げる。


時代が変わっても変わらない、シンプルで上質な造形美

アウディらしさを体現するプレミアムカー
 アウディのブランドアイコンであるフォーリングスは、前身となった4つの自動車メーカーが一体となって誕生したという意味を持つ。

 現在のアウディは、巨大企業VWグループにおいて、プレミアムブランドという立ち位置にいる。価格帯だけでなく、技術や性能においても、グループの先頭を走ることを期待されているのだ。巨額の投資を必要とするプラットフォームや自動運転を含む安全装備の開発については、スケールメリットを享受しながら、ライバルをリードするような独自性を追求していくブランドだ。

 特に内外装の作り込み品質については、アウディはその時代時代で卓越したレベルを打ち立てる。自動車製造に詳しいものほど、隙のない作り込みに惚れ込んでしまうようだ。それはハイブランドの小物のように、使うものをうっとりとさせる。

 中核モデルであるA4シリーズも、まさしくそうした存在として進化してきた。それは、前身である80シリーズからしてそうで、初代B1型は、先進的なメカニズムをシンプルで美しいスタイリングで装うという成り立ちは現行モデルと変わらない。

 オールロードクワトロの登場など、時代に合わせて形を変えながらも、A4はその本質である、先進的な技術をシンプルで上質なデザインで仕立てるというコンセプトは不変。まさしく名車の貫禄である。


アウディ A4はこんなクルマ
 プレミアムセダンとして長い歴史と変わらぬ人気を誇るA4シリーズ。2016年に登場した現行モデルは、2020年にドアパネルまで変更する大幅なアップデートを実施。美しさに磨きをかけた。

 A4シリーズは初代から安定性に優れる前輪駆動を一貫して採用。4WDモデルのクワトロが加わってからは、スポーティ志向をさらに強めている。

 改良を受け、装備をさらに充実。インフォテインメントシステムは最新世代の「MIB3」。中央画面はタッチ操作に対応する。

 歩行者対応の自動ブレーキや渋滞時追従機能付きアダプティブクルーズコントロールなど、運転支援システムも充実する。


[アウディ A4が名車になった理由]高性能と上質を、いつの時代でも控えめに表現してきた

小型乗用車に上質さという価値を与えた80シリーズ
 VWパサートの兄弟車として開発された小型乗用車「80」がA4の祖先。上質感や4WDシステム「クワトロ」など、現在のアウディに繋がる要素は、80シリーズで培われた。80は当時のアウディにとって最大のヒット作となった。


上品さはそのままにユーザーが求めるスポーティさも備えた
 1995年に80シリーズからモデル名称を「A4」と改めて登場。開発コードが80シリーズの連番となっているとおり、正当な後継モデル。従来の上質なイメージに加え、スポーティさも主張するようになったのが特徴。


モータースポーツで市販車のスポーティなイメージを加速させた
 90年代半ば、アウディはツーリングカーレースにA4を参戦させた。後には、そのイメージを反映させた高性能グレードも登場。そこでアピールした「Sライン」は、現在でもスポーティ仕立ての仕様として人気を誇る。


安全かつ快適に高速移動するための4WDシステム
 クワトロ(1980年)で採用したオンロード向け4WDシステム「クワトロ」は、その性能で、アウディのブランド力を大いに高めることに貢献。現在では多くの乗用車に投入される高速型4WDの先駆けとなった。


生活様式の多様化にいち早く対応したクロスオーバー
 セダン、アバント(ワゴン)に続くバリエーションモデルとして登場したオールロードクワトロは、多様化するライフスタイルにマッチして人気モデルに。最低地上高を高めることで、写真のような場所でも走れるタフさが魅力。


トップグレードにはスポーツカー級のワゴンを用意
 欧州は高速移動が多く、なおかつワゴンは豊かなライフスタイルの象徴。そこでアウディでは、RS2(1994年)から超高性能ワゴンを用意している。現行型A4のトップモデルであるRS4は、450馬力という圧倒的性能を誇る。


新車といま買いの中古車たち

アウディ A4
 2020年のマイナーチェンジでエクステリアデザインを大幅に変更。ボディ幅を広げたことで迫力も増した。エンジンは電動化され、さらに効率が向上。インフォテインメントシステムも改良。

新車価格:479万円~1316万円(全グレード)

アウディ A4の新車情報を見る


アウディ A4(セダン)
 技術力の高さに定評あるアウディらしく、基本性能を徹底的に磨き上げて登場した現行型A4。こちらは前期モデルで、年式的にも買いやすい。認定中古車でも総額300万円でねらえる。

中古車参考価格帯:80万円~390万円(13年~22年 全グレード)


アウディ A4 アバント
 セダンと同じくらいの物件数が登録されているA4シリーズの人気モデル。人気の秘密は、全方位に隙のないレベルの高さと、飽きのこないデザインにある。前期型は買いやすい価格になった。

中古車参考価格帯:170万円~570万円(16年~23年 A4アバント 全グレード)


アウディ A4 オールロード
 アバントをベースにクワトロを採用し、最低地上高を高めるセッティングとプロテクターを与えたクロスオーバー。中古車の台数は決して多くないが、新車当時の価格差を考えるとお買い得。

中古車参考価格帯:250万円~550万円(16年~23年 オールロードクワトロ全グレード)

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みんなのコメント

12件
  • ここら辺のクラスになると、レクサスでも歯が立たないんだよね。
  • 現行はA7まで基本FFのウルトラクワトロやで
    A4オールロードクワトロでさえもウルトラクワトロだから常時四駆欲しいならS以上を買うしかない
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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