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「中古アルファード」“狙い目”モデルはどれ? 新型モデル登場で中古車が活性化? 人気の「高級ミニバン」お得に買う方法とは

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「中古アルファード」“狙い目”モデルはどれ? 新型モデル登場で中古車が活性化? 人気の「高級ミニバン」お得に買う方法とは

■4代目登場で先代モデルの中古車が増加しつつある

 トヨタの高級ミニバン「アルファード」は、現行の4代目モデルが2023年6月に発売されました。
 
 その一方で、中古車市場では2015年にデビューした3代目(通称:30系)の人気は高く、高額にもかかわらずトップ3に入るほどです。
 
 中古のアルファードは、どのように選ぶのが良いのでしょうか。

【画像】「えっ…!」これが「スゴいアルファード」です! 画像を見る

 初代アルファードが誕生したのは2002年です。それまで販売されていた「グランビア/グランドハイエース」の実質的な後継モデルとして登場しました。

 2000年代初頭はアルファードだけでなく、日産「エルグランド」なども登場するなど「高級ミニバン」というジャンルが確立されたタイミング。2003年にトヨタはアルファードにハイブリッド仕様を発売するなど、時代の先を見据えた仕様も追加しています。

 2008年には2代目へとフルモデルチェンジ。経済的な2.4リッターエンジン搭載車もありつつ、上級モデルは3.5リッターエンジンを搭載し、ハイブリッド仕様も拡充。徐々にラグジュアリー&サルーン感を高めていきます。

 そして、現在のアルファードのイメージを決定づけた3代目は2015年にデビュー。「大空間高級サルーン」をコンセプトに、ファミリー向けというよりも新時代の高級車を前面に打ち出しました。

 さらに、2代目アルファードと同時に加わった姉妹車「ヴェルファイア」との差別化を図るべく、マイナーチェンジでメッキ加飾の大型フロントグリルを採用するなど、アルファードは迫力満点のエクステリアが人気となり、高級ミニバンのトップの座を勝ち取っています。

 実際、中古車販売店のスタッフも手堅い人気が続いていると言います。

「3代目のアルファードは中古車市場でも非常に人気の高いモデルです。さすがに20年以上前の初代は流通数も少ないのですが、2代目は安さ、3代目は現役感と迫力のエクステリアが人気です。

 流通数もそれなりにあって値頃感が出てきて、購入するには良いタイミングになりつつあると思いますよ」

 この3代目アルファードは、2.5リッター直列4気筒と3.5リッターV型6気筒の各ガソリンエンジン、2.5リッターハイブリッドの3種類のパワートレインのほか、駆動方式、装備の違いなどで20種類以上ものグレードが存在します。

 また2017年に実施されたマイナーチェンジでは、それまではオプションだった「トヨタセーフティセンス」が標準装備化され、マイナーチェンジ前の前期型を安く買うか、または装備が充実した後期型を選ぶかという選択肢があるようです。

ただしこうした3代目アルファードの中古車相場については、注視すべきとも前出の中古車販売店スタッフは話します。

「今も長い納車待ちが続く現行型(4代目)アルファードですが、その納期が大幅に短縮すると、やがて下取りの3代目が中古車市場へ大量に流れてくる可能性もあり、その場合大きな値動きがあるかもしれません」

■狙うべき「中古アルファード」はこれだ!

 では、中古のアルファード選ぶ場合、どのようなことに注意したら良いのでしょうか。

 現役とはいえ、初期型では10年近く前の中古車もあるので価格差が大きく、また、人気のハイブリッド車は当然価格も高いでしょう。ボディカラーは白か黒が人気のようです。

 ということは、安価な2.5リッターガソリンエンジンで白か黒以外のボディカラーならば、通常より安く購入できる可能性があります。

 人気グレードやボディカラーをあえて外し、そのなかから状態の良い個体を選ぶのも価格を抑えるポイント。また、購入してから数年間は乗ることを考えてトヨタセーフティセンスが装備された車両を選ぶのが良さそうです。

 姉妹車のヴェルファイアもそうですが、アルファードはエアロなどでカスタムされている中古車も多く、ただでさえ重い車重によって各部に負荷がかかっている可能性も。自分好みのカスタムカーが見つかってどうしても欲しいというのでなければ、できる限りノーマル状態の車両のほうが良いでしょう。

 購入後に維持していくうえでの注意点にはどのようなことがあるのでしょうか。これまでにアルファードの整備や修理を手掛けた経験のあるT整備士に聞いてみました。

 あまり大きな弱点はないと言われるアルファードですが、唯一の懸念点はスライドドアやリアゲートの電装パーツ。いわゆるパワー系装備は使用頻度によって痛み具合に差があり、故障してしまうと高額になることが多いといいます。

「特にスライドドア周辺にできた小さな凹みは、場所によっては直せないこともあります。

 さらにパワー系は何かを挟んでしまったり、ぶつけてしまうと不具合が出てくることも多いので、走行時にいわゆるガタピシ音が出ていないかなど試乗や操作して状態をチェックすることも忘れないでください」

 アルファードに限った話ではありませんが、バッテリーやタイヤなど消耗パーツの状態も中古車購入時に確認しておきたいポイントです。

 新車時からタイヤやバッテリーを一度も交換していないということも見受けられ、特にアルファードの場合はそういった“乗りっぱなし”の車両も少なからず存在しており、購入後のメンテナンス費用に直結する部分だけに必ず確認しておきましょう。

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みんなのコメント

28件
  • pcl********
    残クレで引き上げた車な。
    お買い得かもしれないが
    その影に見栄張り若夫婦が
    3年後に自家用車を失う事実が有る。
    メーカーもアコギだな。
    儲け第1で消費者を置き去り。
    まぁ分かるけと。だからこそTOYOTAは無い。
    最近、伊藤かずえのシ−マ再生計画が
    それだな。
    メーカー協賛なら出来るよな。
  • cam********
    新型と旧型ユーザーがスーパーの駐車場で鉢合わせしてたが、旧型ユーザーが何故か目を伏せがち。
    トヨタの高額車は、そう言う理由で買ってる事が良く分かる構図だった。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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