依頼先はミケロッティからガンディーニへ
かつてBMWのデザイン部門を率いた、ヴィルヘルム・ホフマイスター氏。リアウインドウの後端を斜めに持ち上げた処理、「ホフマイスター・キンク」を通じて、技術者だった彼の名を知るファンは少なくないだろう。
【画像】2019年に再現されたBMWガルミッシュ 1970年代の傑作 3.0 CSLに2002、M1ほか 全130枚
だが、イタリアのデザインスタジオ、ベルトーネ社との強い結びつきは意外と知られていない。実のところ彼は、自らペンを手にしスタイリングを描き出した、デザイナーではなかった。監督者と表現した方が正しかった。
彼は1950年代初頭から、ボディの技術部門と、その中に属するデザイン部門を統括する立場にあった。
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