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【試乗】ジャガーXJR575 V8 ファイナル エディション|経済力だけでは乗れないドライバーを選ぶハイパフォーマンスカー

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【試乗】ジャガーXJR575 V8 ファイナル エディション|経済力だけでは乗れないドライバーを選ぶハイパフォーマンスカー

ジャガー最後のV8搭載・FRモデル??

長年作られているあらゆるモデルの中で、ジャガー XJほどスポーティなサルーンはない。

ジャガー XJ(現行型)のカタログはこちら

4ドアというと、どうしても重たいイメージが付きまとってしまう。しかし、ジャガー XJは初代からボンネットフードとルーフを低く見せ、ワイド&ローなイメージを常に示してきた。

現在のXJのスタイリングは懐古主義にピリオドを打ったデザインだが、フロントマスクは時代が変わってもジャガーというアイデンティティを忘れてはいない。 ジャガーを率いたデザイナー“イアン・カラム”氏が作ったジャガーイズムの中心的存在がXJであったが、それもそろそろ終焉へと近づいている。

そこで2018年、集大成ともいえる「XJR575」を発売。ハイパワーなV8スーパーチャージドユニットを搭載したFRモデルで、ジャガー好きとしては少しでも遠くへ運転したい欲求に駆られたモデルだ。

さらに2019年、今回試乗する「XJR575 V8ファイナルエディション」が限定20台で登場した。

2018年のXJR575は、少々荒々しいアクセルの反応と、固められたサスペンションのおかげで高級サルーンとはいいがたく、少しやんちゃな印象だった。

それだけに、このファイナルエディションはどのように仕上がっているか、非常に楽しみである。 

ちょっと踏んだだけであふれるパワー! 乗り手を選ぶ1台

試乗は東名高速から小田原厚木道路、通称“小田厚”を通り海側から峠に上がるルートで行うとしよう。

パワーはその名のとおり575馬力。このハイパワーを後輪のみで路面に伝える。

一般道では20パーセントのアクセルの踏み方で十分加速する。この領域からさらに踏み込めば、一瞬にして法定外の速度に達してしまうだろう。

路面はウエットであるが、専用に作られたピレリのタイヤは水はけの良さとスポーツライクな特性を持ち合わせている。

路面のうねりをスムーズにいなしながら高速を巡航する。厚木からの有料道路の小田厚では、雨風ともにさらに勢いを増したが安定感は上々だ。

真鶴道路を抜けて道は山間部へ向かうワインディングへ。上りなので所々登坂車線もあり、スロットルとステアリング操作を車に合わせながら走る。

こういうところを走るとジャガーっていう車は、しっかりした自分の意志で操作しなければならないと感じる。 21世紀のモデルだが、しっかりと状況をつかみながら運転しないとパワーに振り回されしっぺ返しがくる。例えば、コーナーでは基本をしっかり押さえながらアクセルを踏み込んでいく必要があるのだ。そういった意味では、自分の技量を心得ないといけないモデルである。

しかし、以前試乗したモデルよりパワーの出方がスムーズで、乗り心地も上々。これぞ高級サルーンといった仕上がりとなった。

これは、経済的に余裕がある人が選ぶだけではなく、技量が伴ってこそ選べる車だ。

電子デバイスを駆使して容易に扱えるモデルもあるが、イギリス魂に相応しい世界にこびず、ドライバーの技量を試すセッティング。これこそがジャガーが送り出すハイパワースポーツサルーンなのである。 文/松本英雄、写真/篠原晃一 【試乗車 諸元・スペック表】●XJR575 V8 ファイナル エディション型式-最小回転半径5.8m駆動方式FR全長×全幅×全高5.14m×1.91m×1.46mドア数4ホイールベース3.03mミッション8AT前トレッド/後トレッド1.63m/1.61mAI-SHIFT-室内(全長×全幅×全高)-m×-m×-m4WS-車両重量-kgシート列数2最大積載量-kg乗車定員5名車両総重量-kgミッション位置フロア最低地上高0.12mマニュアルモード◯標準色ユーロンホワイトメタリック、インダスシルバーメタリック、ロワールブルーメタリック、ブリティッシュレーシンググリーンM、サントリーニブラックメタリックオプション色-掲載コメント※20台限定※諸元・装備情報は一部ベースとなるグレードの情報を掲載しております型式-駆動方式FRドア数4ミッション8ATAI-SHIFT-4WS-標準色ユーロンホワイトメタリック、インダスシルバーメタリック、ロワールブルーメタリック、ブリティッシュレーシンググリーンM、サントリーニブラックメタリックオプション色-シート列数2乗車定員5名ミッション位置フロアマニュアルモード◯最小回転半径5.8m全長×全幅×全高5.14m×1.91m×1.46mホイールベース3.03m前トレッド/後トレッド1.63m/1.61m室内(全長×全幅×全高)-m×-m×-m車両重量-kg最大積載量-kg車両総重量-kg最低地上高0.12m掲載用コメント※20台限定※諸元・装備情報は一部ベースとなるグレードの情報を掲載しておりますエンジン型式-環境対策エンジン-種類V型8気筒DOHC使用燃料ハイオク過給器スーパーチャージャー燃料タンク容量80リットル可変気筒装置-燃費(10.15モード)-km/L総排気量4999cc燃費(WLTCモード)-燃費基準達成-最高出力575ps最大トルク/回転数n・m(kg・m)/rpm700(71.4)/3500エンジン型式-種類V型8気筒DOHC過給器スーパーチャージャー可変気筒装置-総排気量4999cc最高出力575ps最大トルク/回転数n・m(kg・m)/rpm700(71.4)/3500環境対策エンジン-使用燃料ハイオク燃料タンク容量80リットル燃費(10.15モード)-km/L燃費(WLTCモード)-km/L燃費基準達成-

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みんなのコメント

1件
  • 「経済力だけでは乗れない」 → 確かに。ジャガーはディーラーのガラも質も悪すぎで、真っ当な富裕層には選択肢外ですね(少なくとも@東京)
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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