以前motorsport.comが明らかにしたように、F1チームとシリーズ首脳陣は現在のポイントシステムを上位10名以外にも拡大する案を検討している。その議論は入賞枠をどこまで拡大すべきかというところにまで進展しているようだ。
先日のF1委員会では、上位12名までを対象とする新ポイントシステム案が検討されたが、こうしたプランをまとめるにはもっと時間が必要だと考えられ、決断は先送りにされた。
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そして現在議論されている主な要点は、ポイントをもっと後ろ、可能性として最下位で完走した20位のドライバーにまで与えるべきかどうかということだ。
ウイリアムズのジェームス・ボウルズ代表は、新ポイントシステム導入へ向けた議論について次のように語った。
「ポイント(システム)を変更するのは賢明だと思う。12位にするのか、14位にするのか、16位にするのか……それとも全車に与えるのか」
「F1委員会では、この件に関して非常に良い話し合いが行なわれた。このスポーツのためになることをやろうということで、会場はほぼ一致した。ただし、時間をかけてきちんとやろう、(変更が)一度で終わるようにしようということになった」
アストンマーティンのマイク・クラック代表は、近年F1の観客層が変化していることから、ポイントの配分方法を抜本的に見直すことを検討するのは正しいと語った。
「システムを見直す必要があると思う」とクラック代表は言う。
「我々には新しいファン層もいる。我々はもう、長年のような純粋主義者ではない。だから今こそ見直す時だと思う。個人的には、どの順位でも戦うための何かが常に必要だと思う」
「F1委員会では、調整を行ないたいというコンセンサスは得られたと思う。しかし焦ってはいけない。後でもう一度変更したくはないからね」
「だから、この件についてよく考え、次回は別の案を議論することが重要だと思う」
入賞枠を拡大すると、ポイントを獲得するのが簡単になりすぎるという批判もあるが、マクラーレンのザク・ブラウンCEOは、完走者全てにポイントを与えることにはメリットがあると考えている。
「全ての人に(ポイントを与えよう)という議論もありうると思う」とブラウンCEOは言う。
「そうなれば、かなりの見直しが必要になるというのは明らかだ。ポイントが関わってくるとなると、全てのオーバーテイクがより重要になると思う」
「ポイント圏外だからといって、マシンの消耗や損傷をセーブして走るマシンもいる。それがいなくなるのだ」
「速いマシンが後方にシャッフルされれば、全てのオーバーテイクが重要になる。グリッド全体に(入賞枠を拡大)することもできるという意見もある。12位以内である必要はない」
「でもジェームスが言ったように、一度で変更する必要がある。それがFIAの委員会で合意したことだ。ポイントを拡大するのは良いという点では、どのチームも同意見だったと思う」
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