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【三菱 エクリプスクロス】登場から5年で買い時!? グレード別相場を調査してみた

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【三菱 エクリプスクロス】登場から5年で買い時!? グレード別相場を調査してみた

中古車購入ガイド [2022.12.16 UP]


【三菱 エクリプスクロス】登場から5年で買い時!? グレード別相場を調査してみた
 かつてはセダンやスポーツモデルなど、多彩な商品展開をしてきた三菱。しかし最近は、SUVに軸足を置いたラインアップが中心となっている。三菱のSUVといえば、かつてはパジェロが有名だった。その後ミドルクラスのアウトランダー、コンパクトクラスのRVRなど幅広く展開していった。今回紹介するのは、三菱SUVのニューカマーであるエクリプスクロスである。スタイリッシュなデザインと走りで一躍注目を浴びたSUV。そんなエクリプスクロスの改良遍歴とグレード別中古車相場をみていこう。

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三菱 エクリプスクロスってどんなクルマ?

2018年3月発売モデルのデータ(G)

新車時価格帯(2018年3月)
 2018年3月にデビューした三菱の新型SUVがエクリプスクロス。同社のSUVにはRVR、アウトランダーがあるが、全長4405mmのボディサイズは、ちょうどその中間に位置している。注目すべきは、クーペフォルムの流麗なボディスタイル。エクリプスは、かつて三菱が販売していたスペシャルティクーペの名称で、この名前を受け継ぐ特別感のあるフォルムがトピックである。インテリアは、ブラックとシルバーのモノトーンというシンプルな仕立て。しかしながら、立体的なシルバー加飾によって上質さを表現。薄型のスマートフォン連携ディスプレイオーディオ、タッチパッドコントローラー、ヘッドアップディスプレイを一部グレードに設定するなど、先進性も高めている。

 デビュー当初のパワートレインは、1.5L 直4ガソリンターボを搭載し、8段変速が可能なスポーツモードCVTを組み合わせている。駆動方式は2WDと4WDを設定。4WD車には、走行条件などを判断し後輪へのトルク伝達を適切に制御するシステムを搭載。これに、ランサーエボリューションで培ったAYC(アクティブヨーコントロール)ブレーキ制御を追加した「S-AWC」を採用し、ドライバーの操作に忠実な車両コントロールが可能となった。スタイリッシュなデザインとスポーティな走りを両立したのが、エクリプスクロスの最大の魅力といえよう。


改良遍歴は?
 2018年12月、一部改良を受けた。AYCを2WD車にも採用し、ハンドリングを向上。また、フロントドアガラスに遮音性の高いガラスを採用し、静粛性も高められている。そのほか、全席のパワーウインドウスイッチに照明を追加したほか、運転席から全席の窓をワンタッチでオート開閉できる機能を採用したことで、利便性もアップ。

 2019年6月、ガソリンに加えてクリーンディーゼル搭載車も設定。2.2L 直4ディーゼルターボを搭載し、145馬力/38.7kgmを発揮。トランスミッションは8速ATが組み合わされる。同年12月には一部改良が行われ、フロントドアの各所にLEDインテリアイルミネーションが採用された。

 2020年12月、マイナーチェンジを実施。このタイミングで、PHEVが追加されたのがトピック。パワートレインは、2.4L 直4にモーターを組み合わせ、4輪を駆動する。バッテリー容量は13.8kWhで、電気のみで57.3km(WLTCモード)を走行可能。また、ガソリン、PHEVともにサスペンションの最適化により、乗り心地と静粛性を高めている。ドライブモードには、NORMAL、SNOW、GRAVELを設定し、好みに合わせて選択可能。さらにPHEVではTARMACも設定し、舗装路でのハンドリングにもこだわった。同時に内外装デザインもリニューアルされ、スポーティで精悍なデザインとなった。

 2021年11月の改良では、PHEVに同一車線運転支援機能「マイパイロット」を採用(「G」、「P」に標準装備)。2022年11月には、グレード体系を「M」、「G」、「P」の3つとし、特別仕様車として「ブラックエディション」と「Gリミテッドエディション」を設定。また、エレクトリックテールゲートの採用、ガソリンモデルにも「マイパイロット」を追加するなど、装備内容が見直されている。


三菱 エクリプスクロスのグレード別中古車相場は?
 グレード構成は、装備内容により「M」、「G」、「P」系に大別できる。パワートレインは、ガソリン、ディーゼル、PHEVが用意される。ここでは、各グレードの装備内容と中古車平均価格をみていこう。


「M」
 エントリーグレードの「M」は、装備を厳選して価格を抑えたモデル。ヘッドランプはハロゲン式となり、ブラックのフロントグリル、タイヤサイズは16インチ(アルミホイール)となる。シートはファブリックが採用されるが、ステアリングは本革巻きが与えられる。マイパイロットは設定されないが、ほとんどの先進安全装備が装着されるので、装備内容で大きな不満はないグレードといえる。ただし物件数は少なく、探しにくいのが難点。そのため中古車平均価格のデータも算出できなかった。


「G」
 標準グレードの「G」は、LEDヘッドライト、グロスブラックのフロントグリル、18インチアルミホイールを採用し、見た目も豪華になるのが特徴。インテリアは、スエード調×合成皮革のコンビシート、前後席シートヒーター、合成皮革ドアアームレスト、ステアリングヒーターなど快適装備が充実する。マイパイロットが標準装備となり、安全面もぬかりない。

 中古車物件が最も豊富なグレードとなっており、ほぼこれ一択という状況となっている。ただしディーゼル車はあまり流通していないので注意。中古車平均価格は、内燃機関車が250万円、PHEVが385万円と、価格に大きな開きがある。手頃な予算で買うなら、ガソリン車がおすすめ。100万円台後半の予算から探せる。


「P」
 最上級グレードの「P」は、カラードリモコンドアミラー、グロスブラック/カラードのスキッドプレートを採用。装備面では、スマートフォン連携ナビゲーションが標準装備となるのが特徴だ。

 ガソリン車に「P」が追加されたのは2022年11月なので、中古車は基本的にPHEVのみとなる。物件数はそれなりに充実し、PHEVのなかでは「G」よりも豊富にある。中古車平均価格は395万円と高値をキープし、最低でも350万円の予算が必要。ナビが標準装備となる一方、高値なのがネックである。

※上の記述は、2022年発売モデルについてまとめたもの。年式によって装備内容が異なる場合があります。中古車平均価格は2022年12月時点のデータ。


まとめ
 発売から5年近くが経過したエクリプスクロス。スポーティなルックスと走りは、コンパクトSUVのなかでも異彩を放っている。ガソリン、ディーゼル、PHEVと豊富なパワートレインにより、幅広いユーザーニーズに応えているのも特徴だ。中古車は物件が豊富だが、グレード選びの幅が狭い。ほとんどがガソリンの「G」で占められ、次いでPHEVの「P」が豊富。このどちらかがターゲットとなりそうだ。

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みんなのコメント

4件
  • 2019年のwebcgで55万円引の不人気車と容赦なく名指しされてたけど、あれこそ買い時だろう。
    自分が好きは不人気など関係ない。新車が安ければこの上ない。
  • 去年の今頃に試乗したのだけど乗り心地も良くアクセルワークものレスポンスも良く本当に良い車だと思いました。

    予算と駐車場の問題で残念ながら購入出来なかったけれど、いつかはマイカーとして所有したいものです。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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