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いつもより風を感じて──2シーター or 4シーター、オープンカーで走ろう【MINI & Triumph編】

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いつもより風を感じて──2シーター or 4シーター、オープンカーで走ろう【MINI & Triumph編】

オープンカーに乗っていると、風とか匂いとか、太陽の光とか街のノイズとか、いろんな刺激が飛び込んできて、脳ミソが活性化する。他者の視線も感じるから、しゃきんと背筋が伸びる。たとえ同じモデルであっても、クーペとカブリオレでは見える景色はまるで違う。オープンカーに乗ると毎日の生活が変わる、かもしれない。

ギューギュー詰めで夏フェスに行こう!

大胆な変貌、驚きの連続──新型シボレー・コルベット試乗記

屋根が開くコンパクトカー、これはこれで楽しい。街中や田舎の狭い道でもすいすい走るし、駐車も楽ちん。運転席と後席の距離が近いからおしゃべりも弾む。

お茶を買ってMINIコンバーチブルに乗り込めば、感じのいいインテリアのオープンカフェに。音楽をかければ、オプションのharman/kardonのHiFiサウンドシステムが臨場感たっぷりにライブ音源を再生して、移動型の野外フェス会場に早変わりする。

第3世代のMINIコンバーチブルは、マイナーチェンジでトルコン式の6速ATから7速DCTに移行して、チャキチャキ感がさらに増した。2ペダルだけどマニュアル操作でスパッとシフトできるから、屋根を開けて風を感じながらギアを選んで積極的に走らせると、元気が出る。

現行のMINIは、"ゴーカートフィーリング"と呼ばれるすばしっこさと、落ち着いた乗り心地がちょうどいいあんばいにバランスしていて、街乗りからロングドライブまでこれ1台でオールマイティに使える。コロナが収まったら、仲のよい人とギューギューになって出かけたい。目的地はどこでもいいけれど、カラフルな"フェス着"に身を包んだ4人が夏フェスの会場を目指していたら、めっちゃカッコいいと思う。

MINI Convertible第3世代となる現行MINIのコンバーチブルは、クーパーとよりパワフルなクーパーSの2グレード展開。ソフトトップはフルオープンにすることもできるし、運転席と助手席の頭上だけを開けることもできる。開閉に要する時間は約18秒。外観から想像するよりもラゲッジスペースには深さがあるため、意外と荷物が積める。

SPEC  全長×全幅×全高:3860×1725×1415mm
ホイールベース:2495mm  車両重量:1370kg
エンジン:2ℓ直列4気筒ターボ
最高出力:192ps/5000rpm
最大トルク:280Nm/1350~4600rpm
乗車定員:4名  価格:¥3,810,000~

もっとダイレクトに風を感じるなら、トライアンフ・トライデント660玄人っぽいのにフレンドリー

オープンカーより刺激がほしいからモーターサイクルに乗りたいけれど、二輪はしばらくご無沙汰、でも素人っぽく見られるのはイヤ……、というややこしい人には、トライアンフのトライデントはどうだろう。レーシングマシン由来の3気筒エンジンは、市街地でも扱いやすいチューンが施され、3気筒独特の音と回転感覚もあってゆっくり流しても楽しめる。一方で、7000rpmから10000rpmにかけてはシビれるような音とパワー感で高ぶらせてくれる。いまさらレーサーレプリカには乗れないけれど初心者向けはイヤというわがままなライダーに97万9000円の660cc(52ps)を薦めたい。

Photos Utsumi / Words サトータケシ Takeshi Sato

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