2018年9月
■2018年9月
ボルボ・カー・ジャパンは、ミッドサイズステーションワゴン「V60PHEV(プラグインハイブリッド)」を2018年9月25日に新設定、同日より販売を開始した。
新型となったV60は「850」や歴代の「V70」の伝統を受け継ぐ、日本でのボルボ販売の主力となるモデル。ボディは全長4760mm×全幅1850mm×全高1435mm、ホイールベース2870mm。全長は125mm長くなったが、全幅は日本市場を配慮して-15mmとした。また、全高は45mm低くすることで伸びやかなスタイリングを強調。日本の道路事情でも扱いやすいボディサイズとしている。
キャビンは乗員全員が快適に過ごせる広い居住空間と、レジャーなど多彩な使い勝手に対応するラゲッジスペースを確保。ラゲッジフロアはフラットな形状にするとともに容量はクラストップとなる529Lを実現。後席を倒すことで1441Lの広大なスペースが出現する。テールゲートには電動開閉機構を採用し、リヤバンパーの下で足を動かすだけでリヤゲートが開閉できる「ハンズフリー・オープニング/クロージング機構」も設定されている。
エクステリアはT字型LEDヘッドライト、シャープなショルダーラインが印象的な新世代ボルボに共通するデザイン。インテリアは上質かつモダンな仕上がりを見せており、XC60にも共通する9インチのタッチスクリーン式センターディスプレイを装着。ナビゲーションやメディアの選択、電話、エアコン、車両の各種設定などを行うことが可能だ。
プラグインハイブリッドのパワーユニットは2種類を用意する。「T8 TWIN ENGINE AWD」には2.0リッター4気筒スーパーチャージャー直噴ターボエンジンと電気モーターを組み合わせ、最高出力233kW(318ps)+電気モーター65kW(87ps)を発生。いっぽうの「T6 TWIN ENGINE AWD」はチューニングが異なり、最高出力186kW(253ps)+電気モーター65kW(87ps)を発生する。こちらは高効率とパフォーマンスを追求したユニットだ。組み合わされるトランスミッションは8速AT、AWDのみの設定となる。
最新の安全技術が盛り込まれており、乗員のみならず車外の人も守る16種類以上の先進安全・運転支援機能「インテリセーフ」を両グレードに標準装備。衝突回避・軽減フルオートブレーキシステムには新機能として「対向車対応機能」を搭載したほか、他の新世代ボルボ車が搭載している「オンカミング・レーン・ミティゲーション(対向車線衝突回避支援機能)」、「インターセクション・サポート(右折時対向車検知機能)」と合わせ、対向車との衝突被害を回避または軽減することで、より安全性を向上させるという。
なお、プラグインハイブリッドのデリバリーは2019年春を予定している。