トヨタ アルファードハイブリッド 「ライバルを圧倒する存在感と高級感」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

一条 孝
一条 孝(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

3

デザイン
3
走行性能
4
乗り心地
4
積載性
5
燃費
4
価格
4

ライバルを圧倒する存在感と高級感

2023.1.19

年式
2021年5月〜モデル
総評
広さだけではなく、実用性にもすぐれたモデル。サードシートを跳ね上げれば大型のスーツケースも余裕で積み込むことが出来、後席では大人がゆったりとくつろげるスペースも得られる。ハイブリッドはガソリン車よりも経済的であり、静粛性においてもメリットがある。走行性能についてもハイブリッドはE-Fourのみの設定なので降雪地域の移動手段としても重宝しそうだ。
満足している点
プレミアムクラス並みの高級感に加え、ゆったりと快適に移動できるのがいい。2.5Lガソリン車と比べると高価な印象を受けるが、燃費のよさと静粛性の高さはハイブリッドならではだ。
不満な点
見た目から想像するよりも取りまわし性は良好だが、ボディの大きさゆえに狭い駐車スペースでは出し入れに苦労する。また、フルモデルチェンジが2023年と言われているので、すでに販売が終了している可能性も。
デザイン

3

2015年のデビューからすでに8年が経過(2023年1月現在)しているモデルだが、高級ミニバンとしての存在感は申しぶんない。現行型のフロントマスクは2017年のマイナーチェンジ以降に変更はなくても、インパクトの強さは相変わらず。好みの分かれるデザインでもある。
走行性能

4

2トンを優に超えるボディにもかかわらず、ハイブリッドは必要にして十分な動力性能を確保している。発進時はモーターで加速するものの、EV走行は短め。アクセルを強めに踏み込むとエンジンとモーターの協調制御によって力強い加速が確かめられる。
乗り心地

4

Lクラスミニバンらしく、穏やかな乗り味。ハイブリッドは静粛性にすぐれ、ごく一般的な走行ではエンジンノイズも気にならない。セカンドシートはグレードに応じて4タイプを用意。メインはセパレートタイプの「リラックスキャプテンシート」で、8人乗りの6:4分割のチップアップシートはベーシックなXのみに設定される。座り心地のよさではエグゼクティブラウンジ系に設定された「エグゼクティブラウンジシート」がベストだが、価格も一気に跳ね上がる。
積載性

5

サードシートは跳ね上げて収納する方式。サードシートはスライドも可能なので、フル乗車時でもある程度の荷物の積載は可能だ。さらにセカンドシートを前方にスライドさせると2mを超えるフラットな奥行きが得られる。ママチャリもすっぽりと積み込むことが可能だ。
燃費

4

車両重量が重く、空力的にも不利なパッケージングだが、ハイブリッド車は2.5Lガソリン車に対して燃費は30%以上も良好。ただし、同ユニットを搭載するセダンやSUVと比べると物足りなさもある。次期モデルではPHEVの設定にも期待したい。
価格

4

ハイブリッドのベースグレードとなるXは460万円台から設定され、装備の充実したSR Cパッケージ、G Fパッケージ、SタイプゴールドⅢは500万を超える。高級ミニバンだけに価格もそれなりだが、充実した装備内容や高級感、ゆったりとくつろげる室内空間を踏まえると妥当な価格設定と言える。エグゼクティブラウンジ系は別格の存在で、さらに豪華な装備内容を誇る。
一条 孝
一条 孝
自動車ジャーナリスト
自動車専門誌の編集&ライターとして活動後、自動車ジャーナリストとして専門誌やWeb、タブロイド紙などに寄稿。運転する楽しさを追求するとともに、環境性能やパッケージングにもこだわりを持つ。これまで保有した車の大半はFRレイアウトのマニュアル車。日本自動車ジャーナリスト協会会員
トヨタ アルファードハイブリッド 新型・現行モデル

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