2013年3月
■2013年3月
スズキはハイトワゴンタイプの軽自動車パレットの後継モデルとして、燃費の良さと室内空間の広さを特徴とするスペーシアを開発し、2013年3月15日から発売した。
パレットはライバル車である現行タントの発売後に登場したが、今回のスペーシアはタントのモデルチェンジに先駆けて発売されており、モデルサイクルを早める最近のスズキの積極的な姿勢が見て取れる。
ワゴンRに比べると高めの1700mmを超える全高を持つものの、タントやN BOXなどに比べるとやや抑えた全高という独特のパッケージングが特徴で、低床プラットホームと合わせて安定感のあるクルマ作りを目指している。
やや抑えた全高に加え、徹底した軽量化を追求することで、パレットに比べると最大90kgの軽量化を実現し、全高が1700mmを超えるハイトワゴンの中で最も軽いモデルに仕上げられた。ボディの軽さは燃費や軽快な走りに直結する。
外観デザインはファミリーユーザー向けの親しみやすいもので、エアロパーツを装着した仕様は追って追加される予定だ。インパネデザインは四角いラインが目立つものの、随所に面取り処理を施して親しみやすさを表現している。自発光式の3眼メーターなど上級の装備も用意されている。
室内のあちこちにさまざまな形状の収納スペースを持つのは子育てママなど、ファミリーで使うユーザーを意識したものだ。
搭載エンジンはワゴンRと同じR06A型で、スズキがグリーンテクノロジーと呼ぶエネチャージ、新アイドリングストップ、エコクールなどの電気系技術を採用し、29.0km/Lというクラストップの低燃費(ターボ車も26.0km/L)を達成した。
エンジン自体も徹底して軽量化や低フリクション化が図られたほか、副変速機付きのCVTも改良されたエンジンに合わせて適合が図られ、これが低燃費につながっている。
低重心設計や高剛性ボディによって走りの基本性能を高めたほか、高張力鋼板を随所に採用することで軽くて衝撃吸収性能に優れたボディを作っている。
快適装備は上級グレード車に、ドアハンドルに設けたスイッチを操作するだけで解錠と自動開閉が可能なワンアクション・パワースライドドアを始め、シートリフター、チルトステアリング、オートクローザーなどが装備される。ほかにスマートフォン連携のナビゲーションが全車にオプション設定される。
子育てママに向けた仕様としては、後席の快適性を高めるロール式サンシェード、後席の子供とのコミュニケーションを取りやすくしたシートアレンジ、チャイルドシートの乗せおろしへの配慮などがある。
後席のシートは2回の操作で手軽に格納できる左右独立ダイブダウンリヤシートで、前後に170mmもスライドさせることが可能。5段階のリクライニング機能も備えている。
安全装備はSRSエアバッグなど一般的なもので、横滑り防止装置のESPや追突軽減ブレーキなどは設定がない。
■2014年6月
スズキはハイトワゴンタイプの軽自動車パレットの後継モデルとして、燃費の良さと室内空間の広さを特徴とするスペーシアを開発し、2013年3月15日から発売した。
パレットはライバル車である現行タントの発売後に登場したが、今回のスペーシアはタントのモデルチェンジに先駆けて発売されており、モデルサイクルを早める最近のスズキの積極的な姿勢が見て取れる。
ワゴンRに比べると高めの1700mmを超える全高を持つものの、タントやN BOXなどに比べるとやや抑えた全高という独特のパッケージングが特徴で、低床プラットホームと合わせて安定感のあるクルマ作りを目指している。
やや抑えた全高に加え、徹底した軽量化を追求することで、パレットに比べると最大90kgの軽量化を実現し、全高が1700mmを超えるハイトワゴンの中で最も軽いモデルに仕上げられた。ボディの軽さは燃費や軽快な走りに直結する。
外観デザインはファミリーユーザー向けの親しみやすいもので、エアロパーツを装着した仕様は追って追加される予定だ。インパネデザインは四角いラインが目立つものの、随所に面取り処理を施して親しみやすさを表現している。自発光式の3眼メーターなど上級の装備も用意されている。
室内のあちこちにさまざまな形状の収納スペースを持つのは子育てママなど、ファミリーで使うユーザーを意識したものだ。
搭載エンジンはワゴンRと同じR06A型で、スズキがグリーンテクノロジーと呼ぶエネチャージ、新アイドリングストップ、エコクールなどの電気系技術を採用し、29.0km/Lというクラストップの低燃費(ターボ車も26.0km/L)を達成した。
エンジン自体も徹底して軽量化や低フリクション化が図られたほか、副変速機付きのCVTも改良されたエンジンに合わせて適合が図られ、これが低燃費につながっている。
低重心設計や高剛性ボディによって走りの基本性能を高めたほか、高張力鋼板を随所に採用することで軽くて衝撃吸収性能に優れたボディを作っている。
快適装備は上級グレード車に、ドアハンドルに設けたスイッチを操作するだけで解錠と自動開閉が可能なワンアクション・パワースライドドアを始め、シートリフター、チルトステアリング、オートクローザーなどが装備される。ほかにスマートフォン連携のナビゲーションが全車にオプション設定される。
子育てママに向けた仕様としては、後席の快適性を高めるロール式サンシェード、後席の子供とのコミュニケーションを取りやすくしたシートアレンジ、チャイルドシートの乗せおろしへの配慮などがある。
後席のシートは2回の操作で手軽に格納できる左右独立ダイブダウンリヤシートで、前後に170mmもスライドさせることが可能。5段階のリクライニング機能も備えている。
安全装備はSRSエアバッグなど一般的なもので、横滑り防止装置のESPや追突軽減ブレーキなどは設定がない。
2014年6月12日には「X レーダーブレーキサポート装着車」をベースに、フロント&リアのメッキパーツや各種スポイラー、後席両側ワンアクションパワースライドドア、運転席&助手席シートヒーターなどを装備した特別仕様車「Xリミテッド」を発売した。