日産 アリア 「力強く滑らかな走りに上質な仕立てが心地よい」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

一条 孝
一条 孝(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

5

デザイン
5
走行性能
5
乗り心地
4
積載性
4
燃費
4
価格
4

力強く滑らかな走りに上質な仕立てが心地よい

2023.1.19

年式
2021年6月〜モデル
総評
BEVとしての完成度は高く、プレミアムブランドの輸入BEVよりもリーズナブル。アリアの本命は4輪制御技術「e-4ORCE」搭載のB9になりそうだが、一充電航続距離の長さや走行性能で高い実力を発揮するのは容易に想像がつく。いち早くBEVに取り組んだ日産の技術と経験がアリアに見出せる。
満足している点
存在感のあるエクステリア、日本の伝統工芸を盛り込んだ上質なインテリアがいい。BEVならではの静粛性の高さ、滑らかでスムーズな加速は同クラスのライバルを上まわるレベルにある。
不満な点
ファミリーユースとして使うのであれば気にならないが、後席は大人が座るとフロアと座面の間隔が短めで座った際に足を投げ出すような姿勢になる。スペースは広くてもとくに長身の人は落ち着かないのでは。
デザイン

5

イメージスケッチから抜け出してきたようなスタイリングが新鮮。インテリアも電源を入れるとアイコンが浮かび上がる木目調パネルが新しい。内外装のクオリティも高く、異質とも言える存在感がアリアには見出せる。
走行性能

5

試乗したB6リミテッドは66kWhバッテリーと2WDの組み合わせ。モーター出力は160_(218馬力)でも力強く、動力性能に不満を感じさせない。フロアにバッテリーを搭載するおかげで重心が低く、落ち着きのある乗り味が心地よい。滑らかな走行フィールと高い静粛性は同クラスのBEVの中でも一歩リードしているような印象を受ける。
乗り心地

4

スムーズで静粛性にすぐれたパワートレーンに対して、凹凸のある路面では細かな揺れをいなしきれない印象も。室内空間は大人4人乗車でも狭さを感じさせず、ファミリーユースとしても使うことが出来る。
積載性

4

通常の状態でも奥行きは1m近くあり、幅も1.4m近くある。6:4分割の後席を倒すと1.9mほどのフラットなフロアが得られる。FFモデルの場合はフロア下にも収納スペースがある。パワーテールゲートは標準装備だ。
燃費

4

一充電走行距離は66kWバッテリーを搭載したB6が470㎞、91kWバッテリー搭載のB9は610㎞(いずれも2WD WLTCモード)。道路状況やエアコンの使用などで実際にはそこまで距離を伸ばすことは難しいが、これだけ走れば充電をあまり気にせずにドライブすることができそうだ。
価格

4

66kWhバッテリーを搭載するアリアB6は539万円。最近値上げしたリーフは、60kWhバッテリーを搭載するeプラスGが583万4400円と、アリアの価格を上まわっている。今後はアリアも値上げとなりそうだが、現時点ではアリアの買い得感に注目したい。
一条 孝
一条 孝
自動車ジャーナリスト
自動車専門誌の編集&ライターとして活動後、自動車ジャーナリストとして専門誌やWeb、タブロイド紙などに寄稿。運転する楽しさを追求するとともに、環境性能やパッケージングにもこだわりを持つ。これまで保有した車の大半はFRレイアウトのマニュアル車。日本自動車ジャーナリスト協会会員
日産 アリア 新型・現行モデル

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