日産 アリア 「EVのノウハウをしっかり生かした1台」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

まるも 亜希子
まるも 亜希子(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
5
走行性能
5
乗り心地
4
積載性
5
燃費
5
価格
5

EVのノウハウをしっかり生かした1台

2022.6.20

年式
2021年6月〜モデル
総評
“大きすぎないボディサイズとラウンジのような室内を両立したパッケージ”と、“電動感を押し出しすぎず、小回り性能も犠牲にしないスッキリとした走り”がアリアの大きな魅力だと感じました。デザインに一目惚れできるEVというところもいいですね。
満足している点
高速道路を走行した後に急速充電するのはバッテリーを劣化させる原因になりやすいのですが、アリアは長年のノウハウを生かし、例えば100km/hで走行してバッテリー残量16%で30分の急速充電を繰り返した場合でも、安定した充電量が得られる性能を実現しています。これは実際のユーザーが何年後かに実感するところですが、これまでのEVのネガを解消しようとするところは、さすが日産ですね。
不満な点
木村拓哉さんがムーンウォークを披露したTVCMでも話題となった、車外からリモート操作でアリアを前後に動かせる機能なのですが、実際にやってみようとしたらけっこう手順が煩雑で……。まぁでも、これも「運転操作」に入るものなので、簡単にできたら大変だという理由もわかりますけどね。
デザイン

5

カッコよさ、未来感、日本の伝統的なデザインをさりげなく取り入れているセンスのよさ。どれをとっても国産EVで最高のデザインじゃないでしょうか。ボディカラーも美しく、輸入車からの乗り換えが目立つというのも納得です。
走行性能

5

試乗したのはバッテリー容量の小さい方でしたが、出足からのなめらかさとパワフルさは十分すぎるレベルだと感じました。加速フィールがタイムラグなく得られて、それがどこまでも続いていくような印象。高速域ではしっかりとした安定感もありました。
乗り心地

4

おおむねしっとりと落ち着いていたのですが、路面によってはややドタバタとする場面もあって、もう少ししなやかさがほしいところだなと感じました。でも静かさやシートのフィット感などはとてもよかったです。
積載性

5

スクエアな開口部、フラットな掃き出し口で、荷室の最大幅が1387mmも確保されており、大容量です。FWDモデルなら、床下にも容量66Lの収納が設置されているので、細かな荷物も収納しやすくなっています。
燃費

5

アリアには、ドライブモードを「エコ」にして効率よく走ったり、高効率なエアコンを搭載し、季節によって大きく増えがちなバッテリー消費を抑えたりする技術が採用されています。空力性能では不利なSUVというスタイリングにもかかわらず、空気の流れを整えるファストバックシルエットや、フルフラットなアンダーフロアのおかげで、無駄なバッテリー消費を抑えています。そのため実際の電費も期待できそう。
価格

5

決して安くはない価格ですが、それでも同等程度のバッテリー容量を備えたモデルは軒並み1000万円級ということを考えると、手が届きやすい価格と言えるかもしれません。コネクテッドサービスなども充実しているので、購入後も満足度は高そうです。
まるも 亜希子
まるも 亜希子
自動車ジャーナリスト
映画声優、自動車雑誌編集者を経て独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、モータースポーツ参戦や安全運転インストラクターなども務める。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員日本自動車ジャーナリスト協会会員。YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」、「おっさん on boad」にも出演中。
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