ランドローバー レンジローバーヴェラール 「この美しいスタイルだけで買う価値あり」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

工藤 貴宏
工藤 貴宏(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
5
走行性能
5
乗り心地
5
積載性
5
燃費
3
価格
2

この美しいスタイルだけで買う価値あり

2023.6.22

年式
2017年7月〜モデル
総評
デザインに惚れたら買うしかない。もうそれですよ。とにもかくにもデザイン。そのうえで、質感が高くてクールなインテリアや上質な乗り味までついてくるのだから素晴らしいですよね。さらに、上質で洗練されたインテリアやレンジローバーの走りまで付いてきます。
満足している点
とにもかくにもデザイン。こんなに美しいSUVがレンジローバーのほかにありますか? エレガントすぎる!
不満な点
もっと親しみやすい値段だったら……とは思いますが、とはいえ値段を下げるためにコストダウンするというのも立ち位置を考えれば話が違うはず。なので、価格に関しては不満なようで不満ではないですね。
デザイン

5

いやもう、素晴らしいです。文句なしの満点です。何という美しさ。「優雅」を具現化したかのようなデザインですね。デビューは2017年なのでもう6年も前ですが、美しいものに時間の流れは関係ないというのを実感します。デザインだけで、このクルマを買う理由として十分ですね。
走行性能

5

レンジローバーブランドだけに物足りないわけがありません。運転して伝わってくるしっかり感は「やっぱり高いクルマは違うねぇ」と素直に思えるもの。パワートレインはシリーズ中、最もローパワーの4気筒ディーゼルでも「これだけあれば十分だね」と思えるし、6気筒ガソリンになれば文句なしの速さ。限定で販売されたV8スーパーチャージャーエンジンは、550psとモンスター級でした。マイルドハイブリッドのモーター感は明確に感じられませんが、微妙にレスポンスアップに効いているかもしれません。プラグインハイブリッドは滑らかさと動力性能を両立している印象です。
乗り心地

5

快適すぎます。車体がしっかりしているからなのと電子制御のエアサスが効いているのでしょうけれど、ちょっとオーバーにいえば「魔法のじゅうたん」に乗っているくらいの快適さ。「一度レンジローバーに乗るともうほかのクルマには乗れない」なんて言う人がいますが、その気持ちはよくわかります。
積載性

5

不満なんてあるはずがありません。だって、ラージボディのSUVなのですから。荷室スペースは十分で、これで不足するようならSUVではなくラージミニバンなどを選ぶしかないでしょうね。
燃費

3

ディーゼルエンジンのマイルドハイブリッドである「D200」のWLTCモード燃費は13.6km/L。世間的にいえば褒められるほどの数字ではありませんが、この水準なら納得できますよね。大きくて重い車体なのですから。自宅に充電環境があるのなら、PHEVを選べば日常のほとんどをモーターだけで走れるので燃料を消費せず、走行コストを抑えられますね。
価格

2

いろんな部分で満足度が極めて高いヴェラールですが、唯一の「惜しい!」が価格に関してでしょう。……でもそう思うのはきっと少数派で、ヴェラールを選ぶ人はこの価格に納得して買うはずだから外野がいろいろ言うことではないと思います。その価格に見合う中身はしっかりあるわけですし。
工藤 貴宏
工藤 貴宏
自動車ジャーナリスト
1976年生まれ。クルマ好きが高じ、大学在学中に自動車雑誌の編集部でアルバイトしたことをきっかけに、そのまま就職。そして編集プロダクションを経てフリーランスの自動車ライターに。日々新車を試乗し、日夜レポートを書く日々も気がつけば10年以上。そろそろ、家族に内緒でスポーツカーを買う癖はなんとかしないと。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員日本自動車ジャーナリスト協会会員
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