ダイハツ キャストスタイル 「モデルの古さは気になるが、上級グレードや特別仕様はリーズナブル」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

国沢 光宏
国沢 光宏(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

2

デザイン
2
走行性能
3
乗り心地
2
積載性
2
燃費
4
価格
3

モデルの古さは気になるが、上級グレードや特別仕様はリーズナブル

2021.5.27

年式
2015年9月〜モデル
総評
モデルの古さと自動ブレーキの性能の低さにより、今から新車で買う人には勧められないというのが率直なところだ。ただ、この2点を承知したうえで前述したような激安登録未使用車を買うというなら、悪くないチョイスともいえる。
満足している点
上級グレードや特別仕様になると、インテリアがシート表皮やトリム、パネルの加飾などによりちょっとした高級感を覚え、現在ホンダN-ONEの価格が高くなっているのもあり、そういった仕様ならまずまずリーズナブルに感じる。
不満な点
最大のウイークポイントはほかのダイハツ車同様に、自動ブレーキの性能が日本車最低水準ということ。もう1つは「N-ONEとミニを足して2で割った」と書いたデザインにあまりにオリジナリティがない点で、となりにN-ONEかミニが来ると恥ずかしくなってしまう人もいるかもしれない。
デザイン

2

以前はクロスオーバー的な「アクティバ」とスポーツモデルの「スポーツ」もあったが、現在は標準的なスタイルのみの設定。エクステリアはズバリ「ホンダのN-ONEと輸入車のミニを足して2で割った」という印象に尽きる。
走行性能

3

登場が2015年と時間が経っているのに加え、軽自動車は競争が激しいため進歩も早い分野ということもあり全体的に「ちょっと前の標準的な軽ハイトワゴン」といったところ。特にNA、ターボともにエンジンに古さを感じる。
乗り心地

2

最新の軽ハイトワゴンに比べると路面の大きな凹凸を通過した際に若干の硬さがあり、その点から古さを感じもののが、大きな問題ではない。そのため「特に強いこだわりなく軽自動車を選ぶ」という人であれば特に気になることはないだろう。
積載性

2

積載性もちょっと前の軽ハイトワゴンの標準レベルではあるが、左右独立となるリアシートのスライド機能を装備するので、荷物とリアシートの乗員の快適性の折り合いを付けられる点やラゲッジスペース下のアンダーボックスが広い点はいい。
燃費

4

実用燃費はNA車が18から19km/L、ターボ車が17から18km/Lといったところで、エンジンの古さは燃費でも否めない。ただ燃費の見劣りも「他に比べれば」というレベルなので、軽い気持ちで軽自動車を選ぶという人であれば気にならないだろう。
価格

3

130万円台前半からという価格は軽ハイトワゴンにおいては標準的で、モデルの古さを考えると高いとも感じる。しかし、キャストはほぼ新車となる中古車である登録済未使用車が100万円程度から流通しているので、そちらを基本に考えるのもいい。
国沢 光宏
国沢 光宏
自動車ジャーナリスト
東京中野生まれ。ベストカー編集部員を経てフリーに。得意分野は新車の評価の他、自動車企業の分析、新技術の紹介など。自動車雑誌への寄稿をメインに、インターネットメディア、ラジオやTVのコメンテーターも。業界の話題を素直に紹介する手作りの個人Webサイトはいろんな意味で人気(アンチの数も多い)。大型免許とけん引免許、1級小型船舶免許所有。2005年アジアパシフィックラリー選手権シリーズに参戦。ラリージャパン(WRC)の参戦経験も持つ。趣味はクルマとバイク、ボート、スキー、ダイビング。弱点は球技(特にゴルフ)。youtube「国沢光宏」チャンネルに出演中。Webサイト「自動車評論家 国沢光宏」を運営している。
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