BMW i4 「血が騒がないハイパフォーマンスEV-BMW i4 M50に乗ってみた。」のユーザーレビュー

こゆ&すいぱぱ こゆ&すいぱぱさん

BMW i4

グレード:M50_RHD_4WD 2022年式

乗車形式:試乗

評価

4

走行性能
4
乗り心地
5
燃費
3
デザイン
4
積載性
-
価格
3

血が騒がないハイパフォーマンスEV-BMW i4 M50に乗ってみた。

2022.7.28

総評
4シリーズグランクーペをベースにしたBEV。
しかもMパフォーマンスなので、どんなバケモンなのか、乗る前から緊張して試乗に臨んだが、少々拍子抜けした。

EVだからパワートレインの躾に文句はないし、踏めば400kW (544ps)/795Nmのパワーで蹴っ飛ばされたような加速をするのだが、いかなる時も車内は無音なので、逆に言えば踏まない限りMパフォモデルに乗る有り難みをほとんど感じない。

これまでモデル3、EQC、i4と3種類のプレミアムEVに乗ってみたが、どれもパワートレインに文句のつけようがない。その一方で、全開加速の優劣はともあれ、どれも同じように思えた。極論を言えば無音で速い。それだけ。

大容量バッテリーと大パワーモーターを搭載し、バッテリーを守るために強化されたボディと組み合わされれば、必然的に乗り味はこうなるのではないか。

試乗を終えた後、自分のV60で同じコースを走ってみた。もちろんエンジン音はするし、ロードノイズも大きいが、十分静かだし、エンジン音と車速がシンクロしていくのが気持ちよかった。
別にV60のエンジンが格別スイートなわけではないが、運転を楽しむのに音は結構重要なファクターだと思う。

エンジンを自前で作れるメーカーは世界でも限られており、相応のノウハウも必要であるが、それだけに各メーカーごとのエンジンの個性が現れるので面白いとも言える。

個人的な話をすると、自分は家族と遠出をするために、かつ運転を楽しみたくて車を所有しているので、まだBEVは自分のカーライフに合わないと感じている。近場限定だったら電車の方が便利なのでね。
満足している点
1. EVならではの滑らかなパワートレイン。
2. ロードノイズ、風切り音、全てのノイズが抑えられており、室内が静寂なこと。
3. ドライビングポジションの取りやすさは、BMWならでは。
不満な点
1. EQCほどでもないが、ステアリングの感触が少々人工的。
2. アクセルを踏み込まない限り、Mパフォーマンスモデルに乗っていることを実感できないこと。
3. LKAの効かせ方が少々ウザい。
4. 意外に小回りが利かない。
デザイン

4



デザインは4シリーズグランクーペそのもの。BMWらしくシュッとしている。
巨大なキドニーグリルは好き嫌いが分かれるようだが、実物はそこまで違和感はないように思う。



インパネは垂直に立ち上がった2枚の液晶パネルが3シリーズとの違い。Cクラスみたいにパネルがやたら近く、あまり見やすくはない。
ただ、ドラポジはBMWらしく、合わせやすい。
CクラスやEQCのように左足の置き場に困ることはない。
走行性能

4

Mパフォモデルなので、システム出力は400kW/795Nmと強力。踏めば無音ロケットの如く加速する。
もちろんアクセルの踏み加減で自在にパワーを操れるので、ゆっくり走っていても扱いやすい。ここはさすがモーターの実力である。

ただ、どんなに踏んでも音がしないので、加速G以外の盛り上がりがない。普通の車ならともかく、Mパフォモデルであれば普通に走っていても「俺は今BMWのMパフォに乗っている」と言う実感が欲しいと思う。
何せガソリン車であれば、1シリーズ以外のMパフォは6気筒以上と決まっているのだ。

あと、最小回転半径が5.9mとボルボ以上に小回りが利かない。スタッフさんの指示に従って片側2車線道路でUターンしたのだが、意外とハンドルが切れずに驚いた。
乗り心地

5

EQCほどではないが、ロードノイズが非常に低く抑えられている。
2.2トン超のヘビー級で、床下に重たいバッテリーが敷き詰められているので、乗り心地もずっしり落ち着いている。
積載性

-

今回はトランクを開ける暇がなかった。割愛。
燃費

3

バッテリー容量は83.9kWhで、一充電当たりの走行距離はWLTCで546kmなので、1kWh当たりの電費は6.5km。EQC400の5kmより大分優秀。

ちなみに大人気の日産サクラは20kWhバッテリーで一充電走行可能距離は180kmなので1kWh当たりの電費は9km。
i4が意外に電費が良いのか、サクラが意外に悪いのか、内燃機関車ほど差はつかない。

なお、今回試乗したBMW東京ベイでは、90kWhの直流充電器が4台設置されており、今のところ使用時間制限はないのだが、今後は何らかの制限が設けられるかも、と言うことらしい。
とは言っても、あの周りはマジで何もないので、充電している間は店内で時間を潰すしかない。

ディーラーに充電器を置いてもらえればBEVユーザーとしては便利だけど、やっぱり充電時間中をどう過ごすかが問題かなぁ。大概車のディーラーはロードサイドにあり、近くに何もないことが多いので。
価格

3

今回試乗したM50は1,081万円。
オプション色々つけると+100万円は見ておいた方が良さそう。

RWDの標準モデルであれば750万円スタート。
4シリーズグランクーペの420iと比較すると約120万円高であるが、東京都内であれば約100万円の補助金がもらえることを考えると、新し物好きにはお買い得に思えるかもしれない。もちろんBEVの使い勝手の悪さを承知の上で買うことが前提なのは、言うまでもない。
故障経験
試乗につき、割愛。

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