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アルファ ジュリエッタ イタリア試乗・詳細報告

ちょっと速い足として好ましい1.4TB 170HP

一方、1750TBi 235HPの後に乗った1.4TB 170HPも、これまた好ましいクルマだった。170psのパワーと23.4/25.4kgmのトルクを生み出す1368ccの直4ターボは、1750ユニットのような迫力こそないものの、0-100km/h加速7.8秒、最高速218km/hという数字からもわかるようにパフォーマンスは充分以上で、踏み込めばいつでも爽快な加速が得られる。1750ユニットと明確に異なるのは、6000rpm前後から上のトップエンドでの伸びが明らかに鈍ることだが、逆に低回転域における柔軟性は1750以上だから、6段MTをひんぱんにギアシフトしなくても、低い回転から望むだけの加速が手に入る。

それに加えて1.4TBは、乗り心地も1750よりさらに快適なものだった。1.4TBの標準タイヤは16インチなのに対して、試乗車はオプションの17インチを履いていたが、それでも不正路面におけるバネ下の上下動は気にならぬレベルに抑えられ、しかもサスペンションは1750よりさらにソフトだから、路面を問わずスムーズな乗り心地が得られる。それでいてハンドリングのスポーティな感触は1.4TBにも受け継がれているし、絶対的なトルクが限られているから、DNAセレクターをダイナミックモードにしてコーナーを攻めても、事実上ニュートラルといえるハンドリングが保たれる。しかも1.4TBには、信号待ちの際などにエンジンのアイドリングを停止する“スタート&ストップ”が標準で備わる。それやこれやで1.4TB 170HP、ちょっと速い足にするのに好ましいモデルに思えた。

アルファロメオ渾身の作といえる3代目ジュリエッタは、今年末か来年早々には日本に導入される予定だという。どのモデルが最初に上陸するかについての正確な情報は得られていないが、できれば最初からツインクラッチ2ペダルMTのTCTを装着したモデルを導入したいというのが日本側の思惑のようだから、おそらく1.4TB 170HPのTCT仕様が最初にやってくるのではないだろうか。一方、発売当初から1750TBiにTCTが装着されるかどうかは微妙なところなので、1750は当面MTが導入される可能性が高いと思う。興味深いのは価格設定だが、創立100年という記念すべき年に世に出るアルファの力作ジュリエッタには、なるべくリーズナブルなプライスでの日本登場を期待したいものだ。

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