ボルボV60最速レポ、スポーツワゴンの実力!
掲載 更新 carview! 文:九島 辰也/写真:中野 英幸
掲載 更新 carview! 文:九島 辰也/写真:中野 英幸
あまりに走りが楽しかったから文字量をさいてしまったが、ボルボといえばやはり安全装備に注目したいところでもある。というのも、V60には「シティセーフティ」と「ヒューマンセーフティ」という2つの最先端技術が搭載されるからだ。
シティセーフティは、最近テレビCMでもよく見かけるスバルの「アイサイト」に通じる。前方のクルマや障害物との距離を検知し、相対速度により自動ブレーキで追突回避や衝突軽減をする。そしてヒューマンセーフティは対象物を人間と定め、それとの位置関係が危険と検知されたときフルブレーキングして衝突を回避する。で、ここで重要なのは歩行者検知機能。レーダーとカメラで人間かそうでないかを見分けるというから恐れ入る。彼らはこれを製品化するまでの間、日本を含め世界中の国々で試験走行を行った。それぞれの国や街で、クルマと歩行者の関係は異なるからだが、そのときの動画はなかなか楽しいものだった。
といった技術革新を行いながら、ボルボは「ビジョン2020」なるものを掲げている。それは2020年までに新しいボルボ車が関わる事故や死傷者を“ゼロ”にしようというプロジェクトである。興味深いのは、こうした安全装備や対策を進化させながらクルマをスポーティに仕上げていること。一見相反することを同居させているから面白い。
だが実はこれは大切なことで、ボルボ車の価値を高める役目を果たすはず。走りが楽しくなければどんなに安全といわれても購買欲は高められないからだ。そう考えると、V60は彼らの意図するクルマに仕上がった。安全かつスポーティ、でもって荷物も積める。まさにボルボ渾身の一台といったところである。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
トップENEOSが痛恨のピットミス。Deloitte笹原&アレジが待望の初優勝でGRスープラ1-2/第3戦GT500決勝レポート
シビック タイプRで24時間レースに挑戦!【石井昌道】
巨大グループ期待の星! 新型プジョーE-3008へ試乗 ダッシュ力競争から1歩引いた214ps
フェチれるアウディ「RS 6 アバント パフォーマンス」の22インチホイール! リアル「運び屋」がチョイスする本物っぷりとは【クルマdeフェティシズム】
【正式結果】2024年スーパーGT第3戦鈴鹿 決勝
2024年版 「本格派」の高性能オフロード車 10選 道を選ばない欧州 "最強" SUV
BYDが東京工科自動車大学校で初の「EV特別講座」を開催。未来のメカニックたちに伝えたいことと狙いとは
夢のように走った「RR」 3台のワークス・シュコダ 130/フェイバリット/120 ラピッド(2) クラス優勝の常連
東欧の「ポルシェ」 刺激的だった廉価ブランドのRR シュコダ130/フェイバリット/120 ラピッド(1)
【取引先からの不満は事実】日産、下請法違反勧告後の取り組みを説明
あまり重いと走行不可能! 重い積み荷の巨大トラックは「何トン」まで公道を普通に走ってOK?
“カツカレー”のようなクルマの進化──新型BMW X6 xDrive 35d M Sport試乗記
ステップワゴン、ZR-Vなど4車種が価格改定 原材料価格と物流費が影響
【販売店も確信】次期「デリカD:5」やはり開発中。独自ボディとPHEV化で「デリカD:6」を名乗る?
“想定外”が頻発する耐久の現場。技術開発に留まらない、トヨタが水素で挑戦するワケ【S耐富士24hレース】
【そもそも買えるの?】ランクル300と250、レクサスLXとGX。“最強に買い”なモデルとは
【228万円】一番安いのに装備が充実…? 「マツダ3 ファストバック 15S」はアリかナシか
売れてる軽EV「サクラ」がライラック×黒の乙女系2トーン追加や仕様向上。価格は約4~5万円上昇
こっちが本命? ノートクロスオーバーがデザイン一新。タフ感強調で本家よりアリかも…?
【電動ツインブースト!】新型「911」の目玉はハイブリ搭載「GTS」。加速が大幅進化の理由
ヒロミ絶賛の乗り心地、電動トノカバー高すぎ!? 発売から3ヶ月経ったトライトンのユーザー評価は?