レクサス渾身のフラッグシップクーペ「新型LC」がついに発売
掲載 更新 carview! 写真:篠原 晃一
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3月16日、新世代レクサスの幕開けを象徴するフラッグシップクーペ「新型LC」が発売された。価格はガソリンモデルの「LC500」が1300万円~1400万円、ハイブリッドモデルの「LC500h」が1350万円~1450万円。
レクサスの新世代プラットフォーム「GA-L」を採用した新型LCは、妖艶なフォルムと快適かつエモーショナルな走りを実現するラグジュアリークーペだ。さらなる高剛性と軽量化を追求したGA-Lは、レクサスのFR車に順次展開されていく。
新型LCのボディサイズは、全長4770×全幅1920×全高1345mm。そのデザインは、見る者の感情を揺さぶる強い個性とエレガンスに溢れている。具体的なビューポイントは、上端部を囲わずにエンジンフードへの流れを強調した新しいスピンドルグリル、三連フルLEDヘッドランプやL字型に発光するクリアランスランプ、後方へ大きく絞り込んだサイドライン、格納式のドアハンドル、日本刀をモチーフとしたメッキモール、スピンドルグリルを想起させるリアビューなど枚挙にいとまがない。
インテリア空間もこだわり満載だ。ドアを開け、ドライバーズシートに乗り込んだ瞬間から、ラグジュアリーかつ高揚感を駆りたてる雰囲気に包み込まれる。また、エンジンフードからラウンド形状のドアトリムにかけて連続性を持たせることで、内外装の一体感を高めている。
シートはセミアニリン本革シートと、サイドサポートを強化したアルカンターラ/本革スポーツシートの2種類を用意。そのほか、レクサス初の365mm小径ステアリングやLFAの可動式メーターリングを継承するTFT液晶メーター、金属素材と表皮巻きのハーモニーなど、匠の技と最新のデジタル技術を融合させている。“乗員の所作を美しく見せる”ことも裏テーマのひとつだ。
「より鋭く・より優雅に」をテーマとした走行性能にも期待が高まる。新型LCでは、エンジンをボンネット後方かつ低い位置に搭載するフロントミッドシップ・レイアウトを採用。サスペンションは前後ともに新開発のマルチリンクで、フロントはダブルジョイント式の上下4本アーム構造として高い応答性を実現するとともに、21インチタイヤの採用("S package"に標準)や低いフードの実現にも寄与している。
「LC500」が搭載するパワートレーンは、5.0リッターV8(475ps/530Nm)+レクサス初の10段AT。ATながらもDレンジで約0.2秒、Mレンジで約0.1秒と、変速スピードはクラストップレベルを実現している。また1~4速をクロスギヤ化するとともに、100km/h走行時のエンジン回転数が1350rpm以下になるなど、走りのリズムと低燃費を両立している。サウンドジェネレーターで増幅したエキゾーストノートも気分を高める。
ハイブリッドの「LC500h」には、3.5リッターV6(299ps/356Nm)+駆動用モーター(180ps/300Nm)に、有段ギアを組み合わせた“マルチステージ・ハイブリッド”システムを搭載。従来のハイブリッドでは約120km/h以上でないとエンジンの最高出力を使えなかったが、有段ギアを組み合わせることでガソリン車と同等の約60km/hから使えるようになった。0-100km/h加速は5秒以下をマークし、これは従来の5.0リッターV8ハイブリッドよりも速い。システム最高出力は359psを発生する。
プリクラッシュブレーキや全車速追従機能付レーダークルーズコントロール、レーンキープアシストなどをパッケージ化した「レクサス セーフティシステム+」は全車に標準装備される。スポーツバージョンの"S package"では、さらにCFRPルーフやトルセンLSDが標準となり、ルーフやサンバイザーを含めた室内全体もアルカンターラで覆われる。
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