おしゃれ系ミニバン筆頭の新型「カングー」はマジメな欧州車だった【ショートレビュー】
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:編集部 20
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エクステリアを眺めます。先代からイメチェンして端正なイケメン風となりましたが、編集K的にはこれはこれでアリと感じました。
試乗車のカラーバンパー仕様もスタイリッシュですが、本国では設定のない上位グレードにあえて黒バンパーとスチールホイールを組み合わせた仕様はオシャレ感高めな雰囲気があり、なかなか魅力的です。
一方で、1860mmというなかなかワイドな横幅は狭い道や駐車場などで苦戦を強いられそう。購入検討中の方は要チェックです。
【現行ルノー カングーの各種情報はこちら】
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インテリアも現行ルノーデザインにのっとったモダンな構成。先代のような愛嬌はありませんが、収納がいろいろなところに設けられるなど使い勝手が高められています。
個人的に気に入ったのは純正オプションのスマホホルダー。ディスプレイオーディオと接続しやすく視認性もいい位置に備えられており、「ナビはスマホを活用してね」という欧州商用車の合理性みたいなものに、国産車とは違う雰囲気を感じさせてくれます。
気になったのは、後席の居住性。背が高いので上方向の広さはありますが、足元はそこまで広くないしシート座面が短くて座り心地がよくない…。あくまでベースは商用車なので後席の快適性は期待しないほうが良さそうです。
また、部品がなじめば解消するかもしれませんが、スライドドアの開閉(手動のみ)が重ため。いずれも許容範囲かチェックしておくとよさそうです。
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【新型カングー試乗】国産ミニバンでは希少なディーゼルが魅力…なのに推しはガソリン?
走りの詳しい印象については、すでに掲載されている各ジャーナリストのみなさまのレビューを参考にしていただくとして、編集の感想を申しますと「やっぱり欧州車の走りはイイよね」であります。
特に好印象なのが高速走行でした。直進安定性が高く、国産ミニバンにはない踏ん張り感のある走りを味わうことができます。また1.3L直列4気筒ガソリンターボはほどよいパワー感があり、かったるさはありません。
常に多人数で乗るとか荷物を沢山積むような使い方をするのであれば、よりパワーのあるディーゼルのほうがよさそうですが、普通に乗るのであればガソリンでも十分と感じました。
乗り心地は、いわゆるフランス車の“猫足”を期待すると裏切られますが、それでもコシがありながら硬すぎず、いい塩梅。長距離でも疲れにくそうです。
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カングーのライバルはフレンチミニバン? それとも国産コンパクトミニバン??
先代の特徴でもあった愛嬌のある雰囲気が薄れたこと、国内では持て余しそうな横幅、国産ミニバンに劣る後席の快適性など、気になるところはあります。しかし、新型カングーには国産ミニバンにはない欧州車独特の雰囲気と質の高い走りが魅力。
初代&先代カングー愛好家のみなさんに雰囲気をガラリと変えた新型は実際のところどう映っているのでしょうか? 実はそれが一番気になるところかもしれません。
<おわり>
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