「ジープじゃ寒いんです!」から生まれたスバルの4WDとレガシィに至るまでの歴史とは?
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:編集部 69
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宮城スバルで作られた試作車は富士重工に持ち込まれ、テストを開始します。その中にはスバルのモータースポーツの礎を築いた、小関典幸氏もいたそうです。
各種テストを実施したところ、二輪駆動と四輪駆動の性能差は歴然。「これはやるべき!」ということで市販化に向けて動き出します。
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当時の富士重工の記録によれば、電力会社、警察、自衛隊、医療関係、建築関係に加えて、キャンプやスキーや釣りなどのレジャーでも4WDの需要が期待できるのではないかとあり、このあたりにもスバルの4WDに対する先見性がうかがえます。
開発が始まってわずか4ヶ月で試作車は完成。その2ヶ月後にはモーターショーでも発表され、さらに2ヶ月後には東北電力に5台が納車されました。また、長野県の白馬村と飯山市の農協にそれぞれ1台ずつ、防衛庁に1台、計8台が限定販売されたのです。
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ちなみにスバル1000をベースに開発が始まったプロジェクトですが、スバル1000がマイナーチェンジで「ff-1」となったため、限定販売された8台はff-1 1300Gベースの「スバル ff1 1300G バン 4WD」として製造されています。
この8台のff1 1300G バン 4WDの開発で得た知見は、1972年にff-1 1300Gの後継モデルである「レオーネ」のエステート(ワゴン)に設定された“世界初の乗用車型量産4WD”の誕生として実を結びます。その価格は79万8000円でした。
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