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輸入車はいまでも高価な買い物なのか?

輸入車はいまでも高価な買い物なのか?

ゴルフGTIも本国との価格差が小さい。エントリーグレードの「ゴルフ TSIトレンドライン(249万円)」にも、ESPやブレーキアシスト、ドライバー疲労検知システム、up!のテレビCMが印象深いシティエマージェンシーブレーキ、スタート・ストップシステムなどが標準。価格に対する装備の充実ぶりが光る。

スケールメリットがある特殊なアメリカ市場

一方、その価格差ということでは、以前から日本との違いが指摘されていたのがアメリカ市場。実際に比べてみると、どうやらこちらは本当らしい。

たとえば、先のメルセデス・ベンツCLA250では約301万円と、日本価格の459万円に比べ、実に100万円以上の価格差である。ゴルフのGTIでも同様で、こちらは約299万円とおよそ70万円の差だ。ユーロとUSドルの為替相場の違いがあるとはいえ、この差はあまりに大きい。

「それはマーケット戦略の違いです。アメリカは輸入車のシェアが高いうえ販売台数も非常に多いですから、メーカーやインポーターはかなり戦略的な価格設定ができるのです」(JAIA同部)

欧米の多くの主要国が30%以上の輸入車シェアを持つ中、日本は長い間ひと桁台に止まっている。数が出ないのであれば単価を上げるのは市場の常識だ。

では、冒頭のフィエスタはどうか。日本価格229万円に対し本国ドイツで約242万円なのはゴルフに準じたかたちだ。一方で、アメリカでは約162万円とやはり戦略的な価格となっている。

「コンパクトカーとしてはできるだけ数多く売りたい。そのために1グレードに絞るなど効率化を図りましたが、本国より低い価格の承認を取るのは非常に時間がかかりました。アメリカは、日本の年間販売3,500台に対し約10倍の30,000台ですから、スケールメリットがまったく違います」(フォード・ジャパン広報課)

同課によれば、フィエスタでは同じ欧州勢のライバルを相当意識した結果だという。たとえばルノーの新型ルーテシアのベースグレードは、フランス本国で約180万円に対し国内でも199万円と、やはり少ない価格差で勝負しているのである。

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