新型スープラ発売開始。今年分が24台しかない激レアカラーはWeb申し込みで販売
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:トヨタ自動車
掲載 更新 carview! 文:編集部/写真:トヨタ自動車
トヨタは5月17日、新型「スープラ」の発売しました。5代目となる新型は2002年の生産終了から17年ぶりの復活となります。新型はホイールベース・トレッド・重心高の3つの基本要素にこだわり、ピュアスポーツカーにふさわしいハンドリング性能を目指しています。価格は「RZ」が690万円、「SZ-R」が590万円、「SZ」が490万円となっています。
発売に合わせ、マットストームグレーメタリックの「RZ」の本年度生産分24台の商談申し込みを5月17日(金)13:00~6月14日(金)までの約1ヶ月間、Web限定で受け付けます。このカラーは製造が難しく今後も台数限定で販売されていくようです。
3つの基本要素のひとつであるホイールベースは、2シーターに割り切ったことで「86」より100mm短い2470mmとし、これによりもうひとつの要素であるトレッドとホイールベースの比が1.55となり、他の量産スポーツカーと比較してもトップレベルの数値を実現しました(※一般的に数値が小さくなるほどクルマのハンドリング性能が高まる)。3つ目の重心高も水平対向エンジンを搭載した86より低くなっています。また前後の重量バランスは50:50を実現しています。
外装はFRらしいロングノーズ、ショートキャビンのシルエットで、エアロダイナミクスを追求し、リフト(揚力)の発生を抑えることに特化した形状となっており、前後の空力バランスが最適化されています。空気抵抗低減に寄与するダブルバブルルーフの採用や、ヘッドランプの位置を車両内側に寄せることでフェンダーのボリューム感を豊かに見せるデザイン手法などは、2000GTや先代スープラにも共通するトヨタのスポーツヘリテージを継承したものとなっています。
内装はハイスピード時の見晴らし性や車両の姿勢変化を掴みやすくするため、インパネを上下に薄くした水平基調のデザインになっています。メーターは8.8インチのカラー液晶を採用。
ボディカラーは「ライトニングイエロー」と新開発「マットストームグレーメタリック」のオプションカラー2色を含む計8色。室内はイグニッションレッドとブラックの2色を設定しています。
エンジンはグレードごとに3種類を設定。最上級グレードとなる「RZ」のエンジンは3.0L直列6気筒直噴ターボエンジンで、最高出力340ps、最大トルクは1600rpmという低回転で500Nmを発生します。ミドルグレードの「SZ-R」には2.0L直列4気筒直噴ターボエンジンのハイパワー版が搭載され、最高出力258ps、最大トルク400Nmを発生します。ベースグレードとなる「SZ」には同じ2.0L直列4気筒直噴ターボエンジンが搭載されますが、最高出力は197ps、最大トルクは320Nmとなっています。
シャシーはアルミニウムと鉄を組み合わせ、ボディ剛性は86の約2.5倍を実現。CFRP(炭素繊維強化プラスチック)キャビンを持つ「レクサス LFA」の剛性をも上回っています。
サスペンションは一部のグレードに「アダプティブバリアブルサスペンション」を設定。走行モードや路面状況に応じて4輪のショックアブソーバーの減衰力を連続的に制御します。
安全装備は昼間の歩行者に加え自転車の運転者を検知して衝突回避または被害軽減を図る「プリクラッシュセーフティ(ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)」、前方車両の追従走行を支援する「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」、車線を逸脱しそうな際にステアリング操作をアシストする「レーンディパーチャーアラート」などを備えています。
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