シトロエンDS5、アバンギャルドなニューカマー
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:プジョー・シトロエン・ジャポン
掲載 更新 carview! 文:吉田 匠/写真:プジョー・シトロエン・ジャポン
テストルートの途中で、200psの1.6リッター直噴ターボに6段MTを組み合わせた高性能モデル、THP200に乗り換えた。パワートレーン以外では、タイヤが19インチ径にサイズアップされ、それにともなってサスペンションも固められているはずだ。
まずトランスミッションについて書くと、この6段MT、シフトタッチが軽く確実な上にストロークも適度に短く、しかもクラッチペダルも軽いから、日本の都会で日常的に使うのに適したMTに思われた。一方、200psエンジンは実用域から有効なトルクを捻り出すので使い勝手がいいのに加えて、上まで引っ張り上げればなかなか胸のすく加速を振る舞ってくれる。したがってTHP200、流してよし、飛ばしてよしの両面を持つクルマだったが、シャシーのキャラクターもそれに対応したものに仕上がっていた。
まず意外なのは、19インチタイヤを履くにもかかわらず低速での乗り心地が18インチと大差ないレベルに収まっていることで、おそらくボディに充分な剛性が確保されているのだろう。したがってコーナリングもTHP155の好感触をキープしながら、脚とタイヤのグレードアップによってシャープさと限界が一段と高まっていると感じられた。
さらに今回は、短時間ながらハイブリッド4にも乗った。これは、スポーツモードを選ぶと前輪をディーゼルエンジンが、後輪を電気モーターが駆動する4WDになるが、そのモードでは活発なパフォーマンスが得られるのが印象に残った。その一方で、モーターのみで走るEVモードからエンジンモードに切り替わった途端にディーゼルエンジンの音がはっきりと耳につくなど、まだまだ改良の余地もあることをうかがわせたが、プロペラシャフト不要の4WDモードを備えるなど、興味深いクルマであるのは間違いない。
DS5というこのユニークでスタイリッシュなシトロエン、今年の夏にまずTHP155が日本に入ってくる。こいつをどう乗りこなすかは、諸兄のセンス次第というところだろう。
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