X6M M初のSUV誕生 ターボ採用の真実とは
掲載 更新 carview! 文:萩原 秀輝/写真:BMWジャパン
掲載 更新 carview! 文:萩原 秀輝/写真:BMWジャパン
ここまでのレポートの流れは、まるでX5MやX6Mが日本の市場がMモデルに対して何を期待しているのかを考えていないように思われかねない。だが、心配するにはおよばない。あくまでも、Mモデルならではの性能を際立たせていることに変わりはない。最高出力は、Mモデルでは過去最強の555psを発揮。しかも、X6Mのアクセルを踏み込むと快音を響かせつつ(パワーモードの設定をエフィシェンシーからスポーツに切り替えると低周波の排気音も際立つ)レブリミットの7000回転を一気に極める。超高回転型ではないが、Mモデルのエンジンらしく回転数でパワーを稼ぎ出す実感が得られるのだ。
なおかつ、このエンジンはX6 xDrive50iや750iなどと同様にVバンク内にターボチャージャーを搭載する。さらに、他に類がないこの搭載方法を活用し、Mツインパワー・ターボと呼ぶシステムは各シリンダーのエキゾーストマニホールドを最適に連結させつつ2系統(ツインスクロール式)あるタービンの入り口に導く(ツインターボなのでそれが2基)ことで排気エネルギーを最大限に活用。低回転域から強大なトルクを立ち上げるだけではなく、アクセル操作に対して瞬時の応答性を得ることに成功している。
また、ATにも独自のシステムが搭載されている。6速MスポーツATは、マニュアル操作するとシフトアップの瞬間にエンジンを統合制御し、次に爆発するシリンダーだけ燃料と点火をカット。全気筒で同様の制御をする一般的なATよりも、応答性を向上させている。マニュアル操作時の反応時間は0.14秒となり、2ペダル式ダブル・クラッチMTに迫るという。まさにその通りだ。右側のパドルを指先で弾いてマニュアル操作すると、その瞬間にシフトアップが完了。同時に、エンジンがババッという感じの刺激的な破裂音を発する。適度なトルク変動も意図的に残してあるだけに、まるでMTをマニュアル操作するようなメリハリある走りが楽しめる。
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