一充電で100km以上走る 三菱i MiEVの最新事情!
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:吉田 宏隆
掲載 更新 carview! 文:川端 由美/写真:吉田 宏隆
正直なところ、これまでEVといえば、“狭い・カッコ悪い・走らない”の三拍子だと思っていた。ノーマルの「i」がデザイン面で評価が高く、「i」と同じ空間を確保した「i MiEV」は、狭いとカッコ悪いをクリアしたものの、こと走りに関してはノーマルの「i」の走行性能への評価が高いだけに、キツイ評価になると予想していた。ところがどっこい、いい意味で期待は裏切られた。「iMiEV」の走りは、軽自動車の枠を越えている。それどころか、乗用車と比較しても評価に値する。
シフトヘッドを「D」レンジに入れてアクセルを踏み込むと、最高出力47kWという数値からは予想外の鋭い加速感に圧倒される。まるで80年代の“ドッカンターボ”からターボラグを取り除いたような加速感で、アクセルを踏んだ瞬間にドカン!と押し出される。モーター駆動らしいエモーショナルな走りっぷりだ。数千回転まで回さないと最大トルクを発揮しない内燃機関と異なり、モーターでは10m秒という瞬時にノーマルの約2倍にあたる180Nmという最大トルクを発揮できる。
どこまでもスピードを高めていきそうなリニアな加速感を堪能したあと、真っ直ぐな道をクルージングしていると、今度はフラットな乗り心地に感心する。ベースとなる「i」が軽自動車としては異例の2550mmというロング・ホイールベースを採るうえに、EV化によってバネ上の荷重が増したことで、まるでジャガー……とまではいかないまでも、そうした高級車に近いしっとりとした乗り味に仕上がっている。EVゆえに、静粛性の高さも群を抜いている。
ちなみに、EV化による約180kgの重量増加は主にバッテリーによるもの。バッテリーをフロア下に敷き詰めた「i MiEV」の構造は、リアヘビーだったベース車と比べると、前後の重量配分も改善されている。その結果、スポーティな走りも手に入れた。限られた試乗時間では存分に試すことはできなかったが、少なくても「i」で怖いと思うスピードでコーナーに差しかかっても、前輪にしっかりトラクションがかかり、かつモーター駆動らしい中低速の豊かなトルクを使ってファストアウトしていける「i MiEV」は、危なげな素振りも見せずにスッとコーナーをクリアしていく。重量物をフロア下に敷き詰めたことでノーマルと比べて75mmも低重心化したのも、スポーティな走りに貢献している。
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