新型ソリオに試乗。まじめな改良で独自の魅力をパワーアップ
掲載 更新 carview! 文:塩見 智/写真:篠原 晃一
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それでも、モーターが加速をアシストするんだから立派なハイブリッドと言ってよいはずだが、「マイルド」を付けたのには日本特有の事情による。この国のハイブリッド乗用車の歴史がごりごりのストロングハイブリッドたるプリウスからスタートしたため、スーッとモーターのみで発進しなければハイブリッドじゃないといった風潮がある。
つまり「マイルド」を付けたのはスズキの奥ゆかしさなのだ。……という説明で終われば美しいが、ホントのところは、そのうちストロングハイブリッドも出てくるのだろう、多分。
ちなみに、このマイルドハイブリッドは、すでに自社の軽自動車にSエネチャージという名前で実用化されているもの。同じ仕組みなのに採用するモデルによって異なる名前を付けたのはなぜ?
「『Sエネチャージ』というオリジナルの名前を貫きたいところですが、小型車同士の勝負となると、今や『ハイブリッド』というキーワードが必須になりつつあるため、こういう措置としました。ただ、社内にも議論はあります」とは、開発責任者の鈴木茂記さん。
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