新5シリーズ国内試乗 ハイテク満載の実力
掲載 更新 carview! 文:萩原 秀輝/写真:菊池 貴之
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SPECIAL BLOGでも取り上げたけれど、最新モデルの5シリーズはすべての車名が従来のセオリーから外れている。BMWの車名は、3桁の数字で示す場合は上1桁めがシリーズ、下2桁がエンジンの排気量(例外もあった)を示していた。たとえば、3シリーズの2リッターエンジン搭載モデルは320i(iはインジェクション=噴射装置つき)となる。ところが、新しい5シリーズの下2桁はいずれもエンジンの排気量を示していない。
まず、BMW初のエコカー減税対象車となった528iからその理由を解き明かしてみよう。セオリー通りなら2.8リッターエンジンを搭載するはずだけど、実際に積んでいるのは3リッターの直列6気筒。しかも最高出力は258psと、従来モデルの530iが搭載していた3リッターエンジンの272psよりも数値的には控えめだ。それが理由で、排気量よりも小さな数字を車名にしているとしたら納得できない人が多くなるだろう。
ただ、燃費が前提(BMWが公式に発表したわけではないけれどモロモロの取材を統合するとそういうこと)となっているとしたら話は違ってくる。528iの10・15モード燃費は10.6km/Lとなり、従来モデルの530iの9.4km/Lよりも10%以上も優れている。欧州流に燃費をCO2の排出量で考えると、数字が小さいほうが環境への負荷が少ないイメージがある。それだけに、下2桁の数字が小さいモデルに乗ることを誇らしいと考える人が増えてきそうな予感がある。欧州仕様には、3リッターエンジンを積みながら523iを名乗るモデルさえあるほどだ。
550iは、4.4リッターのV型8気筒エンジンを搭載する。この場合は実際の排気量よりも下2桁の数字が大きいわけだが、この場合は逆に、得られるパワーに相当する排気量を印象付けていると考えられないだろうか? 550iは5リッター、いや5.5リッターエンジンに迫る407psを発揮しながら、燃費は8.3km/Lと従来モデルの550iの7.4km/Lよりもずっと少ないのだ。ちなみに、535iの車名と走りについては海外レポートを参考にしてほしい。
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