マツダ デミオは世界基準の国民車候補だがグレード選びが悩ましすぎる
掲載 更新 carview! 文:伊達軍曹/写真:編集部
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「新時代の国民車」を探す実地調査企画の第14回目。今回の調査対象は、2018年8月のマイナーチェンジで排気量が1.3Lから1.5Lに拡大されたマツダ デミオのガソリンエンジン車。試乗車両は特別仕様車「15S Mist Maroon(ミストマルーン)」である。
>>国民車とは?
まずはごく簡単にモデル概要を。デミオは1996年に初代が登場したマツダのコンパクトカーで、現行モデルは2014年9月デビューの4代目。
その4代目は「クラス概念を打ち破る」というのが開発時のテーマ。つまり「小型車だから……」という妥協の産物ではなく、「小型車なのに!」と感じられる世界基準のコンパクトカーを目指して開発されたのが、4代目のデミオだ。で、「実際そのとおりの出来になっている」というのが世の通説である。
当初のエンジンラインナップは1.5Lディーゼルターボと1.3Lガソリン。途中2015年9月には自動車競技向けの1.5Lガソリンエンジン搭載グレードも登場したが、今回の1.5Lガソリンはそれとはまったく別だ。
排気量を1.3Lから1.5Lとすることで、日常的なシーンにおいて「ゆとりのあるスムーズな走り」と「実用燃費の向上」を実現させるというのが、今回の1.5L化の狙いである。カタログ燃費は、それまで一般的だったJC08モードという計測方法より実際の使用状況に近い「WLTCモード」で19.0km/L。
ということでマツダ デミオ 15Sミストマルーンに乗り、ごくごく普通な感じであちこちを走り回ってみた。
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