高性能レガシィ、待望のアイサイトを搭載!
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:島下 泰久/写真:篠原 晃一
改めて体感した水平対向2リッター直噴ターボエンジンの動力性能は、やはり目覚ましいものだった。エンジン特性はきわめてフレキシブルで、わずか2000rpmから4800rpmまでの広範囲に渡って40.8kg-mという従来の2.5リッターターボをも凌駕する最大トルクを発生する。要するに常用域では、ほぼ常に最大の力を発揮しているわけだ。
しかも高トルク対応のリニアトロニックは、常にその美味しい回転域を逃すことのないシームレスな変速を行なうため、いつでもどこでもアクセルペダルを踏み込めばすぐに欲しいだけの力を得ることができる。
ターボと言えば低回転域はガマンで、高回転域でこそ最大の力を発揮するというのは、もう過去の話。最新鋭の直噴ターボは、むしろ全域での分厚いトルクこそを最大のメリットとする。おかげでSI-DRIVEがインテリジェントモードでも痛痒を覚えることはないし、トルクがあればアクセルのON/OFFが少なくなるだけに、実は燃費向上にも繋がっている。
無論、思い切ってアクセルを踏み込めば、背中をシートに押し付けるような加速を引き出すのも容易い。そんな時にはリニアトロニックをマニュアルモードにして楽しむのもいいだろう。刻まれた8段のステップが思いに呼応するリニアな加速感を演出してくれるはず。専用チューニングのサスペンションも、そんな走りに充分応えてくれるだろう。
今やレガシィの個性はひと括りで語ることはできないほどの広がりを見せている。しかしながら、この圧倒的な動力性能こそレガシィというファンはやはり多いはず。「2.0GT DIT EyeSight」のパフォーマンスは、そんな期待に応える、いやそれを上回るものに仕上がっているのではないだろうか。
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