BMWと、走りと、力学と 335i ドライビング分析
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:菊池 貴之
掲載 更新 carview! 文:五味 康隆 /写真:菊池 貴之
アクセルを踏んで加速すると、クルマは後ろに傾く。これは、フロントの荷重が減り、リアに荷重が増したことで、フロントタイヤのグリップレベルは下がり、リアタイヤのグリップレベルは上がることを意味する。まっすぐ走っている際にはどうでもよい特性ともいえるが、曲がっている最中はそうはいかない。
アクセルを踏むとフロントタイヤのグリップレベルが下がるということは、クルマを曲げ続けようとする力は減る。逆にリアタイヤのグリップレベルは高まるので、リアタイヤがクルマを真っ直ぐに進めようとする力は強まる。ハンドル舵角を一切動かさなくても、アクセル操作でクルマが旋回する軌跡は変わるわけだ。と、このような“ウンチク”から始まる理由はというと…
実は昨年11月にマイナーチェンジされたBMW335iクーペに乗って、僕はそのあまりの気持ち良さ、楽しさから取材時間を延長して試乗を続けた。なぜ楽しいと感じるのか? その答えを探ってたどり着いた先が、前述したような荷重移動を積極的に使いこなせる動きにあったのだ。
ここで大事なのは「積極的」という言葉。というのも、前述した特性は4輪駆動だろうがFFだろうが、どのクルマも例外なく持っている。だが、335iクーペの場合、その特性が解りやすく、さらには使いやすい。そこにはBMWがこだわっている50:50という前後重量配分が荷重移動の効果を鮮明に打ち出しているからという理由も関係するが、核心は別にある。それが、クルマと対話できる特性だ。
ログインしてコメントを書く
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
もうクリスマス! 2025年夏からのおもちゃトレンドは?…5つのキーワード
レーシングドライバーはドリフトの腕も超一流! スーパーGTやスーパーフォーミュラを戦う大湯都史樹選手がフォーミュラドリフトに電撃参戦
ライトアウター感覚で爽やかに着るメゾン マルジェラ──特集:1枚で主役級になるシャツの選び方
【中国】斬新「観音開きスライドドア」ミニバンに注目! “ガバッと”開く「量産初の凄いドア」&「めちゃ広ッ」車内空間のMIX! “2年以内に日本上陸予定”のジーカーが展開する「画期的モデル」とは?
最後に登場したクラウン4兄弟の末弟! トヨタ新型「クラウンエステート」発売から2か月 SNSに寄せられる反響とは
アクセラの走りがイイ!! 家族でも乗れるCセグコンパクトから選ぶゲタ車たち
トラックのデザインが洗練されすぎて「デコトラ化」が似合わない時代に! それならと「インテリア」に力を入れる愛すべきデコトラ野郎たち!!
グッチのシャツはインにアウトに活躍する──特集:1枚で主役級になるシャツの選び方
シンプルな形状でクルーザーらしさをアップ!! バイクのシートの一種「サドルシート」とは?
大阪名物お好み焼き、実は東京がルーツだった! 「デパート物産展」が地方に広めた意外な歴史、鉄道とトラックが運んだ昭和の味とは
買いすぎた食材が冷蔵庫に入るかちょっと不安!? だったら冷凍・チルド・冷蔵対応な「セカンド冷凍庫」はどう?
エレガンスを極めたサンローラン──特集:1枚で主役級になるシャツの選び方
発売当時はそこまで人気がなかったのだが…今ではとんでもない価格で取引されている「元祖AE86」ってどんなクルマ?
車内が汚れたクルマなんてイヤ! 場合によっては事故を招くことも…意外と大事な「ルームクリーニング」のススメ
【衝撃】BMW「5シリーズ」が史上最大級の“顔面整形”を敢行。ノイエ・クラッセ顔の最新予想がコレ
大胆な“未来派”ボディをチラ見せした新型「エルグランド」への期待や評価は? ネットの声をまとめた
「アルファード」が何台も買える値段…。独マンソリーが魔改造した究極系「Vクラス」が異次元の豪華さだった
【朗報】新型「718ケイマン/ボクスター」はエンジン車もラインアップ。ただし、しばらくは現行型を安く併売か
【予算200万円のクルマ選び】人気の軽クロスオーバー。あえて超売れっ子以外の3車種をピックアップしてみた
新型「カローラ」は“ハンマーヘッド顔”が有力。ボディ拡大&新技術満載も231万円~と良品廉価は死守へ
【新車価格230万円】アリ? ナシ? 「マツダ3 15C iセレクション」の装備を詳しく調べてみた
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!