新型レクサス「NX」。「250」でも十分だが好バランスなのは「350h」、欧州の強豪SUVより100~200万はお手頃なはず
掲載 carview! 文:伊達軍曹/写真:トヨタ自動車 243
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そんな新型レクサス NXのライバルとなるSUVは、国内にはほぼ不在と考えていいでしょう。似たサイズのSUVはたくさんありますが、クオリティと価格の面で、新型NXとそれらは“別ジャンル”なのです。
>>【カタログ】レクサス NXのおすすめグレードとユーザー評価を見てみる
しかし輸入SUVにも目を向けてみると、新型レクサス NXは激戦区の真っただ中にいることがわかります。
メルセデス・ベンツ「GLC」とBMW「X3」、アウディ「Q5」の各グレードは新型NXと完全にバッティングしますし、北欧スウェーデンのボルボ「XC60」も、「多少値が張ってもかまわないから上質な中型SUVが欲しい」と考える層にとっては、新型レクサス NXと普通に比較されるべきSUVです。
そういった欧州の強豪たちと新型レクサス NXを「どちらがより優れているだろうか?」と考えるのは不毛な行為です。
このぐらいのクラスのプレミアムSUVになると「どれもが非常に優れている(そのうえで、それぞれの個性が微妙に異なる)」と、とらえるほかないのです。それでもこまごまと細部を比較するのは、「五木ひろしと氷川きよしは、どちらが歌が上手いのか?」と考えるぐらい意味のない行為だといえます。
そのため、「デザインやブランドイメージなどの好みに応じて輸入車を選ぶもよし、新型レクサス NXを選ぶもよし」というのがこの段落の結論となりますが、そのうえで付け加えるとしたら「価格はレクサス NXが圧倒的にお手頃です」ということはいえます。類似した性能と装備内容のグレード同士で比べますと――あくまでざっくりですが――欧州強豪よりもレクサス NXのほうが100万から200万円ぐらいはお手頃なのです。
もちろんレクサスというブランドは「価格の安さ」を強く訴求はしていません。しかし実際問題として新型NXは、現時点における世界トップクラスの内容を持つDセグメントのSUVでありながら、「相対的にはお手頃価格なプレミアムSUV」なのです。
となると、ご興味がある人にとっては「絶対的に買い!」という結論になるのが道理でしょう。ご検討中の方は、ぜひそのまま契約まで突き進まれることをおすすめいたします。
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