回復ペースがやや鈍化 7月のマーケット概況
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今回は、日本自動車販売協会連合会(自販連)、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)、日本自動車輸入組合(JAIA)が発表した7月の販売データからマーケット概況をチェックしていこう。まず輸入車、軽自動車を含め、国内で販売された乗用車総数は31万2835台で、前年同月比は74.4%と11カ月連続で前年を下回った(貨物車などを含む総新車販売台数は37万3058台/前年同月比76.7%)。前月比は106.2%と3カ月連続のプラスだが、5月30.6%増、6月47.0%増と比べると、やや回復ペースが鈍化したのが気になるところだ。
輸入車と軽乗用車を除く3/5ナンバーの国産乗用車(新型日産マーチ分含む)は20万292台で、前年同月比は68.6%。前月比は11.6%増と軽乗用車を上回る伸びとなったが、前年同月比は昨年、9月末の新車購入補助金制度終了の影響で駆け込み需要が発生していたこともあり、下落率が大きくなっている。メーカーブランド合計では、昨年12月デビューの「CT200h」が月間販売目標1500台に対し販売目標2648台と好調なレクサスと、「ソリオ」が3186台と勢いが衰えないスズキ以外は前年割れで、トヨタ60.1%、ホンダ66.8%、スバル65.8%、三菱65.3%とこの4メーカーは全体の前年同月比を下回っている。ただトヨタとホンダは、前月比では全体を上回る伸びとなっているので、回復のペースは順調といえるだろう。
月間ランキングでは「トヨタ プリウス(α含む)」が2万4220台で2カ月連続トップ。αは5426台売れていて、単独でも9位にランクインする好調ぶりだ。2位の「ホンダ フィット」は、「ハイブリッド(シャトル含む)」が9516台とフィット全体の45.9%を占め、特にシャトルはハイブリッド車2332台、ガソリン車992台と圧倒的にハイブリッドが売れている。リッター30km(10・15モード燃費)を達成した13-SKYACTIVを新グレードに加えた「デミオ」も1万464台で前月9位から4位に大躍進し、低燃費で話題を集めるモデルが上位を占めた。
軽自動車は乗用車部門が9万7570台で、前年同月比86.2%(貨物車を含めた全体は13万1586台/前年同月比85.9%)と9カ月連続のマイナス。軽乗用車の前月比は5.7%増と1ケタ台で、回復ペースがやや鈍ってしまった。
輸入乗用車は海外メーカー製のみでは1万4000台で、前年同月比は92.4%と4カ月ぶりに前年を下回った(日本メーカー製を含めた輸入乗用車全体では2万129台、前年同月比95.5%)。海外メーカーブランド別乗用車ランキングは、VW(フォルクスワーゲン)が3336台で7カ月連続のトップだが、前年同月比は68.5%と急ブレーキ。2位は2321台でメルセデス・ベンツが1ランクアップし、前年同月比は131.5%と好調を堅持しているが、BMW(ミニを除く)は1932台、前年同月比72.2%で3位に後退と、ブランド間で勢いに差が出てきた。今年後半の動向に注目したい。
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