【ど真ん中のライバルは不在!】新型スイフトとライバル3車を比べてわかる絶妙のコスパ設定
掲載 carview! 文:山本 晋也 33
掲載 carview! 文:山本 晋也 33
同様の視点で、フィットと比較してみます。価格帯的にはハイブリッドのe:HEV HOMEもしくはガソリンエンジンのHOMEが比較対象となります。
<フィット e:HEV HOME(ハイブリッド・FF)/フィット HOME(ガソリン・FF)>
●価格|221万9800円(ハイブリッド)/186万3400円(ガソリン)
●WLTCモード燃費|29.0km/L(ハイブリッド)/18.5km/L(ガソリン)
●主な標準装備|
・オートホールド付き電動パーキングブレーキ
・全車速追従ACC(停止保持機能付き)
フィットの燃費はハイブリッドが29.0km/L、ガソリンエンジン車が18.5km/L。スイフトのマイルドハイブリッドは、ちょうど中間くらいの燃費性能となるため、ガチンコのライバルといえません。
フィットの場合、オートホールド付きEPBや全車速対応ACCといった先進運転支援システムが標準装備で互角。ただし、現代のマストアイテムといえるカーナビorディスプレイオーディオについてはオプションで追加する必要があり、8インチディスプレイオーディオ(純正アクセサリー)をe:HEV HOMEに追加した場合の実質的な車両価格は237万7430円と、スイフトとは予算感が異なってくる印象があります。
>>フィットの価格やスペック情報はこちら
>>フィット(ハイブリッド)の価格やスペック情報はこちら
>>フィットの専門家とユーザーの評価はこちら
>>フィットの気になる点は? みんなの質問はこちら
>>フィットの中古車情報はこちら
最後に、2023年12月にビッグマイナーチェンジを発表したばかりの日産ノートと比べてみましょう。ノートの場合、e-POWERと呼ばれるハイブリッド仕様のみの展開で、グレードもシンプルにXのみです(※特別仕様車はのぞく)。
<ノート X(FF)>
●価格|229万9000円
●WLTCモード燃費|28.4km/L
●主な標準装備|
・オートホールド付き電動パーキングブレーキ
・全車速追従ACC(停止保持機能付き)
ノートはフルハイブリッドですが、WLTCモード燃費は28.4km/L、マイルドハイブリッドのスイフトとさほど差がないようにも思えます。
また、インフォテイメントシステムやACC機能を含む「プロパイロット」はオプションとなっています。リーズナブルな9インチディスプレイオーディオを装着しただけでも、車両価格は239万6680円になり、「プロパイロット(ナビリンク機構付き)」を含むセットオプションをつけると276万1000円と、割高感は否めません。
>>ノートの価格やスペック情報はこちら
>>ノートの専門家とユーザーの評価はこちら
>>ノートの気になる点は? みんなの質問はこちら
>>ノートの中古車情報はこちら
・・・こうして整理してみると、冒頭で紹介したように「新型スイフトはライバル不在」という評価が生まれてくるのも納得です。
そもそも、ライバルと目される3モデルにはマイルドハイブリッドの設定がありません。「フルハイブリッドの燃費性能が優秀なのはわかっていても、そこまで予算は出しなくない。」というユーザー心理を絶妙についているのがスイフトの立ち位置です。マーケティング的にはこの点だけでもニッチなポジションに立っていると見ることもできるのではないでしょうか?
>>新型スイフトってどんなクルマ? 価格やスペック情報はこちら
>>新型スイフトの専門家の評価はこちら
>>新型スイフトの気になる点は? みんなの質問はこちら
>>スイフトの中古車情報はこちら
写真:スズキ、トヨタ、ホンダ、日産
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
2024年版 「本格派」の高性能オフロード車 10選 道を選ばない欧州 "最強" SUV
BYDが東京工科自動車大学校で初の「EV特別講座」を開催。未来のメカニックたちに伝えたいことと狙いとは
夢のように走った「RR」 3台のワークス・シュコダ 130/フェイバリット/120 ラピッド(2) クラス優勝の常連
東欧の「ポルシェ」 刺激的だった廉価ブランドのRR シュコダ130/フェイバリット/120 ラピッド(1)
【取引先からの不満は事実】日産、下請法違反勧告後の取り組みを説明
あまり重いと走行不可能! 重い積み荷の巨大トラックは「何トン」まで公道を普通に走ってOK?
ホンダが認証不正で会見 対象車種の累計販売は325万台 「遵法性の意識に大きな問題」
“カツカレー”のようなクルマの進化──新型BMW X6 xDrive 35d M Sport試乗記
新デザインになった「ゆるキャン△ピングカー」イベント展示とオフィシャルグッズ販売が決定!
エステバン・オコン、今季限りでアルピーヌを離脱「次の計画はすぐに発表する」
ルノー「カングー」でこだわりの趣味を満喫!最長1年間貸与のモニターキャンペーン第3弾
シボレー「コルベット E-RAY」発表 史上初の電動化&AWD車 加速性能は歴代最速に
ステップワゴン、ZR-Vなど4車種が価格改定 原材料価格と物流費が影響
【販売店も確信】次期「デリカD:5」やはり開発中。独自ボディとPHEV化で「デリカD:6」を名乗る?
“想定外”が頻発する耐久の現場。技術開発に留まらない、トヨタが水素で挑戦するワケ【S耐富士24hレース】
【そもそも買えるの?】ランクル300と250、レクサスLXとGX。“最強に買い”なモデルとは
【228万円】一番安いのに装備が充実…? 「マツダ3 ファストバック 15S」はアリかナシか
売れてる軽EV「サクラ」がライラック×黒の乙女系2トーン追加や仕様向上。価格は約4~5万円上昇
こっちが本命? ノートクロスオーバーがデザイン一新。タフ感強調で本家よりアリかも…?
【電動ツインブースト!】新型「911」の目玉はハイブリ搭載「GTS」。加速が大幅進化の理由
ヒロミ絶賛の乗り心地、電動トノカバー高すぎ!? 発売から3ヶ月経ったトライトンのユーザー評価は?