レトロポップな本格SUV FJクルーザーに試乗!
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:篠原 晃一
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:篠原 晃一
わざわざ並行輸入までして買う人がいたり、日本での販売が始まるやいきなり2000台オーバーの受注を獲得したり…そんなFJクルーザー人気の最大の理由は、なんといっても個性的なデザインだろう。VWニュービートルやMINI、フィアット500と同じく、懐かしいのにモダンでポップなデザインは、ひと目で心に焼きつく強烈な個性を備えている。「トヨタがこんな個性的なクルマを?」と思われることが狙いだったというが、狙いは100%達成されている。
インテリアを見るともうひとつの狙いが見えてくる。シンプルというか機能的というか…はっきり言って高級感はゼロ。けれど、プラスティックがプラスティックに見えて何が悪い! という割り切りが逆に気持ちいい。防水のフロアやシートを含め、シンプルで価格が安く惜しげなくガンガン使い倒せることがFJクルーザーのもうひとつのテーマなのだ。
もちろん、単に安っぽいだけではなく、手袋をしたままでも操作しやすい大きめのスイッチ類やゴツいATセレクター、垂直に切り立ったダッシュボード、ボディ同色パネル等々、造形や色づかいによって“楽しさ”もきちんと表現している。ほぼ垂直に切り立ったフロントウィンドウが生みだす独特の視界感覚もFJクルーザーの大きな特徴のひとつだ。
観音開きのリアドアはフロントドアを先に操作しないと開かないが、両方をガバッと開ければ乗降性は上々。床は高めだが、センターピラーがないため意外なほど楽に乗り込める。後席は外観から想像するよりも広く、大柄な大人でも問題なく乗り込めるし、ラゲッジスペースには“広大”という表現が似合う。
ボディ形状がスクエアなため、車両感覚も掴みやすい。総合的に見て、実用性は思ったより悪くない。最大の問題は、幅1905mm、高さ1840mmのボディが収まるガレージをもっているかどうか。もう一点、後方視界はお世辞にもいいとは言えないので、バックカメラの装着は必須と考えておいたほうがいいだろう。
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