2020年の実用化を目指す住友ゴムのタイヤセンシング技術はどこがすごいのか
掲載 更新 carview! 文:竹町 昭男/写真:編集部
掲載 更新 carview! 文:竹町 昭男/写真:編集部
DWSはランフラットタイヤとの組み合わせでスペアタイヤレス化に不可欠なデバイスだが、住友ゴムはこの分野でもう一つ有益な商品を展開している。パンク修理キットだ。IMS(Instant Mobility System)と呼ばれ、ダンロップテック(住友ゴムのドイツ子会社)が開発。1996年にメルセデス・ベンツSLKが世界初搭載した。国内では軽自動車を中心に普及が進み、現在では7~8割の車両が採用中。住友ゴムは50%程度のトップシェア(同社調べ)を保持しているそうだ。
住友ゴムのIMSはパンク修理材に天然ゴムを活用した点が特徴で、コンプレッサーを収めた小型ボックスに修理材入りのタンクを逆さにしてカチッと組み込める部分が使いやすい。この機構と修理材は特許技術だという。空気と修理材をエアバルブからタイヤに送り込んだ後、10分程度走行するとパンク穴に修理材が浸透。熱と圧力で固まってエア漏れしなくなる。4mm以下の釘穴で釘が刺さったままなら修理可能、そのまま走行して修理工場に向かえる。その後、基本的にはタイヤ履き替えを推奨するが、釘穴が小さければ修理材を除去した上で修復できる場合もある。
IMSは非ランフラットタイヤ車でもスペアタイヤレス化ができるのが重要ポイント。スペアタイヤは通常10kg以上と重く、スペースを取り、使わずに廃棄されるものが非常に多い。約1.5kgと軽量でコンパクトなIMSは資源節約、スペースの有効活用、軽量化による省燃費も期待できる。将来的には降車せずに、あるいは走行中でもIMSが使えたら、と期待したくなるが、現時点でもメリット多大な製品であることは間違いない。
ログインしてコメントを書く
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
車内にもち込みたくないからってリヤワイパーに愛犬の排泄物を入れたコンビニ袋……は違反! どう処理すべきかプロの愛犬家に聞いてみた
発売1年で約7万台! ホンダの新型「シビックSUV」高級感&爽快な走りが人気に!「ZR-V」納期短縮ですぐ手に入る!?
スバル『WRX』に「tS」、STIチューンの足回り…米2025年型に設定
6人乗りのレクサスLMが追加! アルヴェルのレクサス版なんて「言えない」中身を開発者から聞き出した
F1、アジアでのレース拡大を目指す? タイや韓国、インドネシアが候補地か
BMWジャパン、初のブランド発信常設型拠点「フロイデ バイ BMW」 東京・麻布台ヒルズに開設
軽EVの日産サクラが一部仕様変更を行って機能装備をアップグレード
スバルが「BRZ」“現行モデル”を生産終了へ! 「新BRZ」がまもなく登場!? 公式サイトで発表
ビニャーレス、コーナーに自信も課題はアプリリアのパワー不足?「Moto3のバイクみたいに曲がるんだけど……」
ベントレーの顔が変わる!これが新ハイブリッド搭載のファーストモデル、4代目『コンチネンタルGT』だ
今週、話題になったクルマのニュース3選(2024.6.1)
4月のSUVセールスランキング、ホンダ・ヴェゼルが初の首位!(一部訂正・24年4月の軽自動車を含むSUV車販売登録ランキングTOP20)
【そもそも買えるの?】ランクル300と250、レクサスLXとGX。“最強に買い”なモデルとは
【228万円】一番安いのに装備が充実…? 「マツダ3 ファストバック 15S」はアリかナシか
売れてる軽EV「サクラ」がライラック×黒の乙女系2トーン追加や仕様向上。価格は約4~5万円上昇
こっちが本命? ノートクロスオーバーがデザイン一新。タフ感強調で本家よりアリかも…?
【電動ツインブースト!】新型「911」の目玉はハイブリ搭載「GTS」。加速が大幅進化の理由
ヒロミ絶賛の乗り心地、電動トノカバー高すぎ!? 発売から3ヶ月経ったトライトンのユーザー評価は?
BMW最小SUV「X1」に新グレード追加! 1.5Lの“sDrive18i”は最安の540万円
活気を取り戻すイタリア車。名門「ランチア」の“懐かし系”ニューモデルたちは日本に入ってくるか?
【さよならフィアット500】ついにエンジン車が終了宣言。まだ買える500のグレードまとめ