セレナ e-POWERは目からウロコレベルのデキ。ホンダi-MMDとの比較は?
掲載 更新 carview! 文:佐野 弘宗/写真:望月 浩彦
掲載 更新 carview! 文:佐野 弘宗/写真:望月 浩彦
従来からある2.0リッター車に対して、e-POWERはシートアレンジや細かい装備は異なるが、純粋なe-POWER代金はざっくり50万円といったところだ。その価格はやはり、競合するヴォクシー/ノアのハイブリッドやスパーダハイブリッドを強く意識した設定だ。
正直なところ、e-POWERに一度乗ってしまうと、その高級な乗り心地とスムーズな乗り味、そして運転のしやすさ……で、個人的にはもはや2.0リッター車には魅力を感じなくなってしまう。さらに細かい話だが、セレナではe-POWERにだけ装着可能なステアリングヒーターも、中年になると涙が出るほどありがたい装備なのだ。ただ、開発担当氏は「このセグメントはコストにシビアなお客様も多く、e-POWERの最終的な販売比率は他社と同じくセレナ全体の3割程度に落ち着くと予測しています」と語る。
セレナe-POWERの本体価格は基本的に300万円台で、サイド&カーテンエアバッグやプロパイロットなどを選んでいくと、あっという間に諸経費込み400万円の世界に近づいていく。セレナe-POWERの乗り味はちょっとした“目からウロコ”レベルのデキではあるが、この価格帯になるなら、内外装や装備にもう一歩サービス精神や特別感がほしい気もするが、そうなると価格はさらに上がるのだろうから、それもまた痛し痒しである。
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