ジャガー・Fタイプ発表 超速&詳細レポート!
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:ジャガー・ランドローバー・ジャパン
掲載 更新 carview! 文:清水 和夫/写真:ジャガー・ランドローバー・ジャパン
美しいスタイルと官能的な走りを得意とするジャガーは2012年のパリオートサロンでまったく新しいスポーツカー「Fタイプ」をアンベールした。Fタイプの誕生で明らかになったことは「ジャガーはスポーツカーメーカーです!」というメッセージが強く打ち出されたことだ。実物を前にするとFタイプは「ジャガーにとってあらゆる意味で重要な存在」であると思った。Fタイプの意味するものはちょうど50年前のEタイプがそうであったように、これからのジャガーの運命を握っていると言っても過言ではない。
往年の名車「Eタイプ」が1961年に誕生してから約半世紀ぶりにFタイプへとバトンが渡された。その半世紀を振り返ると、ジャガーほどのブランド力がありながら経営は決して順風ではなかったのである。多くの英国車が消え去るか、あるいは他メーカーの傘下に入ることで再生しているが、ジャガーの場合はフォードが買い漁ったプレミアムブランドを集めた「PAGグループ」の一員になったことから悲劇が始まった。
フォードの役員でさえ、ジャガーには深いラブアフェアをもっているが、ジャガーを再生させることはできなった。いや、むしろ失敗したと言わざるを得ない。フォード・モンデオでXタイプを作り、フォード・リンカーンベースでSタイプを開発するなど、フォードはジャガーの親としては相応しくなかった。その後PAGグループは解散し、ジャガーは皮肉にも英連邦のインドの自動車メーカー・TATA社の傘下となったのである。
しかし、TATAグループとなるなり、ジャガーはランドローバーとともに復活を始める。「お金は出すが口は出さない」。TATAはフォード以上にジャガーの独自性を尊重し、新しいデザインのXFやXJのおかげでジャガーはみごとに復活したのである。最後に残された仕事はポルシェを打ち負かせるスポーツカーを開発すること。これこそがジャガーの大きな挑戦であったのだ。「Fタイプはポルシェを超えるスポーツカーでなければならない!」と開発チームは言いたげであった。
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