スバル新世代ボクサー 走りはどう変わった?
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:中野 英幸
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FB20型以外で注目したいのが追加グレードの「S-EDITION」だ。フォレスターには従来2リッターターボ(230ps)が用意されていたが、S-EDITIONは2.5リッターとターボの組み合わせにより最高出力を263psまで向上。インプレッサWRX STI A-Lineと同じ2.5リッターターボ(300ps)を、フォレスターのキャラクターに合わせデチューンしたものと考えればいいだろう。
デチューンしたとはいえ、動力性能は鮮烈だ。スロットル全開時の加速フィールはまさしく「シートに背中が押しつけられる」感じ。一方、低速域から太くフラットなトルクを発生するのもこのエンジンの特徴だ。アクセルペダルに軽く足を乗せているだけで交通の流れに余裕でついていけるし、そこから右足にわずかに力を込めれば、たちどころに分厚いトルクが沸き上がり、力強く息の長い加速を味わえる。上り勾配でも、フル積載でも、いついかなる状況下でも、右足の動きに正確にリンクした力強く気持ちのいい加速が手に入るのだ。
2.5リッター化されたことで0-100km/h加速は7.2秒→6.5秒へと向上した。が、フォレスターのキャラクターを考えると、発進時や低回転時といったターボの過給圧が十分に立ち上がらない領域での力感、レスポンスの向上こそが、2.5リッター化の最大のメリットだと感じた。
大パワーに対応すべく専用チューニングした足回りの出来もいい。方向性としては、無闇に固めるのではなく、足をきれいに動かすことでパワーをしっかりと路面に伝えるというもの。だから乗り心地が意外にいいのだ。乗り心地を理由にS-EDITIONの購入をためらう必要はない。燃費はさすがに10km/Lを割り込んでくるし、価格も300万円を超えてくるものの、スバルらしい走りへのこだわりを心ゆくまで堪能したいなら、購入を検討する価値は大いにある。
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